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Posted by ミリタリーブログ at

2015年07月02日

セミオートのキレ

以前からちょいちょい書いている「セミオートのキレ」について。

カラシタカナがよくいう「セミオートのキレ」っていうのは

①電動ガンのモーターに電流が流れて、ギアが回り、ピストンが後退しきって、ピストンがドカーンと前に行き、BB弾が発射される感じ。
 (あくまでスムースにトリガーワークができて、ゆっくり引いてもストレスなく”チュイン!”とスイッチが入る感じ)


②セミオート連射時に、ラフにセミオートを引いても、BB弾の発射がかったるくなく付いてくる感じ


の複合形というイメージです。(今の所の体感イメージ)

なので、連続でセミオートを発射した時に指の動きにリニアにBB弾の発射が付いてくる感じというか、バスバスバス!っと気持ちよく撃てる感じです。

まあ、あくまで個人的なフィーリングなので、ここまで書いたことを

「うん、うん、俺わかるよ!」
っていう人はかなりのサバゲ&チューニング大好きな、マニアックな方だと思います。(笑)


■チューニングの要点■

としては


11.1Vのリポとか、強烈なバッテリーをぶち込みましょう。

もう、チューニングやら、何も関係ありません。

フルパワーでゴリゴリメカボ回してやるんで、もうね、キレッキレなんですよ。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。


そんな事聞いてないってね。(ごめんさい)


はい、私カラシはあくまで

7.4Vのリポとか8.4Vのニッスイとかでなるべく「パスパス」撃てる銃を作りたいんです。


エコエコアザラクにチューニングした銃が良いんです。


さて、そうすると、メカボをきちんと組み立てるわけです。

フリクションロスを考えて、磨くとこ磨いて。

ベアリング付のギアなんかとってもいいですね。

Super Shooterを良くカラシが使っているのは、「グリングリン回る」からです。

そしてグリスの選定ですが、まあ、マルイの純正がとりあえずスタンダードですね。
グリスはお好みで。

あとはきちんとシム調整。


それ以上のトリガーのキレですが、トリガー部分のセッティングになります。

今日はトリガー周りのセッティングを中心に紹介します。



①カットオフレバーの動きを良くする
 (カットオフレバーの稼働部を磨く)


Ver.2の場合、磨いておきたい場所(赤丸部分)


Ver.3の場合、磨いておきたい場所(赤丸部分) カットオフレバーももちろんです。

コツとしては、あくまで軽く表面を磨く感じです。
磨きすぎると、逆に良くないので、注意。あと、磨いた後はちゃんと脱脂洗浄+グリスアップをお忘れなく。

あと、研磨して組みつけのあとは
早めのサイクルで洗浄+再潤滑が必要になります。
もしくは金属表面を改善してくれるようなグリス(カラシはZOIL やNASKA LUBEがお薦めです)を使うとよいでしょう。


②スイッチ部分の戻りを良くする

スイッチの所に軽くシリコーンオイルを塗っておく程度でOKです。

コツとしては、スイッチのリターン用スプリングの方向を確認してはめ込む事。
(分解した時にちゃんと写真を撮っておくと良いでしょう)

タペットプレートへの干渉も気にしましょう!
(スプリングの組み付け方向を間違えたり、スプリングが曲がっていると、タペットプレートが干渉してしまいます!)


③トリガー(またはスイッチを押す連動部分)の抵抗を少なくする

トリガーの上端(またはがスイッチの押す連動部品の角部分)がトリガーの運動部品(ばねが引っ掛かっている部品)を押します。
このトリガーの、スイッチに当たる金属部分も少し角を落とすイメージで研磨して、しっかり潤滑させておくと良いです。
(角を落とすまでいったらだめです。また、スイッチ側(プラ部品側)は磨く必要はありません)


Ver.2の場合はこの赤丸部分(スイッチを押す面と角を重点的に磨きます)


Ver.3の場合はこの赤丸部分(この銀色のトリガーパーツがスイッチを押す面と角を重点的に磨きます)

これでかなりセミオートのキレは向上します。

あと、トリガーとスイッチのプラの接触部分はZOILのラバーグリスか、マルイのシリコーングリスが、カラシは個人的にお薦めです。

カットオフが動いた瞬間、「パシィ!」とスイッチが飛ぶような感じになりますよ。


最近よく使っているカラシのCYMA AKM




実は
このトリガー周りのチューニングと、高効率配線を付けただけでかなりいい感じのセミオートなのでFET入れてません。
スイッチバリカタのみです。




「あれ?カラシさんFETは?」

という方も居るでしょう。

「こんだけスイッチ周りイジりゃ不要じゃないの?FETは何者だ!?」

という人も居ると思います。



はい、ここまでのトリガーのチューニングと、メカボックスのチューニングができた段階で、、、。

高効率の配線と一緒に交換するとバビューンと10%ぐらい能力UPします。

「パスッ、パスッ、パスッ」という感じから

「パスパスパス!」という感じになります。(特にアクティブブレーキが入っていると)

スイッチも焼けませんしね。

特にGATEのMOSFETシリーズ入れると、立ち上がりが”グッ”と良くなります。
これはスイッチで消耗される無駄な電力が、モーターにバイパスされるようになるから。

ただ、11.1V入れると、こんな細かい作業どうでもいいさ!とゴッツリ高電流が流れてしまうわけで、、、。
重たいピストンも「オリャオリャオリャ!」っと引いてくれます。
なので、あくまでこういうトリガー周りのいじりとか、高性能のFETとか、細かいチューニングはエコエコアザラク信者向けなのかもしれません。


トリガーも色々な形状がありますが、、、。


・マイクロスイッチなんかの「プチッ」と入るあのトリガーフィーリングもお好みの人もいると思います。

・ドロップイン式のFCUの触れるだけでポン!みたいな感じがお好みの方も居ると思います。


ただ、個人的には
 遊び→撃発→フォロースルー
の実銃のようなフィーリングが好きなので、せっせとマルイ式のスイッチをどうにか性能向上させようとこんなめんどくさい愛情たっぷりのチューニングをやってます。


MOSFETや、MOSFET無しでの機械的なチューニング、その人の銃や使う環境、個人的な好み等々色々あると思いますので、色々試してみると良いと思います。


私自身、色々トリガーフィーリングの流行がその時その時であるので、、、、。
まあ、これからも色々試して行きますよ!


で、なんで最後の10%、GATEのMOSFET使って上げてないのよ?と聞かれると、、、。


実はAKMバリカタにしているのは、スイッチバリカタAK用が新しくなったからなんです。
かな~りスイッチ保護能力上がってます。

やっぱりこうやってサバゲーで雨の日とかでもゴリゴリ使って、自分で試さないとですね。
まだまだ長期テスト、進めます。  


Posted by カラシタカナ at 18:54Comments(3)カスタム関係メンテナンス研究開発