2016年01月15日
電動ガンチューニング ①フリクションロス ピストン&シリンダー
カラシのエアガン研究のメインテーマは
フリクションロスの低減による燃費向上
昔からずーーーーーーーーーーーっとこれ。
このためには3つの工程が生まれます。
研磨
潤滑
減圧
今回はピストン部分を中心に考えたいと思います。
■ピストンのレール部分■
磨きます。
*レールに当たる部分が樹脂のものに限る
①角やバリのある部分をリューター等で落とす。
②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)
①バリや角を落として
②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)
何故、徹底洗浄が重要なのかと言うと、研磨剤が残っている状態でピストンが動けば、、、、、。
ずーーーーーっと研磨しちゃう事になりますから、、、。
何度もパーツクリーナーを吹きかけては、キムワイプや着古した綿のTシャツ等で、汚れがつかなくなるまで、隅の隅まできれいにです。
これ、結構面倒くさいでしょ?(笑)
たまにですよ、
鏡面処理しちゃったら、貼りつき現象でフリクションが増えるんやないですか⁉
みたいな人が居ますが、、、。
この番号札取って、お並びください。
ピストン樹脂の表面は均一ではないですよねっ?
なので、磨くんです。
レール部分のグリスは、マルイの青のシリコングリスがなんだかんだで良いです。
ついでにタペットのレールもやると、タペットがスムースに動いてくれます。
燃費向上&タペットの押し戻りが良くなることにより集弾性の向上も期待できるかも!?
■ピストンヘッド■
穴を開けます。
うーんと、これはセッティング次第で色々毛色が変わるので、大きさは色々試してみてください。
・広げると、ピストンの後退スピードは速くなるが、Oリングの消耗が早くなる
・狭くすると、ピストンの後退スピードは遅めになるが、Oリングの消耗は比較的少なくなる。
あとはグリスの潤滑状況やOリングの材質で何ともです、、、。
カラシも色々使って来ましたが、Oリングはマルイ純正か、KM企画のものがピカイチですね。
まずは普通に1.5㎜穴×4個がベースでしょうね。
タミヤのピンバイスが使いやすくていいですよ。
なぜ、アナなのか?
という事です。(笑)
負圧加圧でOリングが長く使え、気密がUPします。
(図修正しました。通りすがりさん、ご指摘有難うございます。)
空気抵抗も減るので、ピストン後退がスムースになり、チャンバーからのごみの流入も減ります。
結果、燃費とレスポンスがUPします。
ピストン自体の重量にもよりますが、まずはマルイのノーマルピストンで試してみてください。
レスポンスUPが実感できますよ!
■シリンダー■
特に書くことは多くは無いですが、ゴミとかあったらきれいに、本当に悪魔のように繊細にクリーンアップします。
あと、ポート穴にでっぱりとか、バリがあったら1000番ぐらいのペーパーできれいにならして、研磨しておきましょう。
真鍮製の場合(金色のタイプ)も含め、大きな傷が入って居たり、酸化して色が変わって居たら、新品に交換です。
実際にピストンを入れてみて、青グリスを塗って、気密を確認。
抜けがあるようなら、Oリングとシリンダーどちらか、またはいずれか交換ですね。
あと、チャンバー形状が複雑だったりで、給弾不良する銃なら穴はなるべくあけない方が良いです。
これは上記した負圧でBB弾がチャンバーに入るのを助けてくれる場合もたま~~~~~~にある、という事を付け加えさせてください。
マルイの製品なら、開けて全然問題ないでしょう。
ただ、給弾不良はチャンバーもしくはマガジンの不良に起因するものがほとんどです。
■シリンダーヘッド■
これは以前すでに紹介してますね。
ノズルは自作より、社外品を買うのが精度も出ていて良いでしょう。
↙画像クリックで過去記事へ!
で、気を付けないといけないのが、、、、。
マルイ純正のゴム、使っていると、加水分解でベトベトしてきます。
なので、こういう風にミゾを掘ったりするのですが、、、。
特に”金属表面改善剤”等が入ったグリスを使っていると、シリンダーヘッドのゴムのベトベトが強くなってきます。
塩素系やモリブデン系等々色々ありますし、ゴムやプラスチックを侵さない!とうたい文句は素晴らしいですが、、、、。
1年ぐらい使っていると、あれれ!?ピストンがシリンダーヘッドに貼りつくよ!
という事が多々あります。
バイク用や、車用、自転車用に売られている高いグリスを使うより、マルイの青グリスが一番良いと思います。
組み込みの際、ピストンヘッド部分にグリースが付かない程度にシリンダーグリスの量を調節しましょう。
シリンダーヘッド組み込みの際は、グリースを薄く、シリンダーに塗ってから組み込めばOKです。
ゴムがヘタれて居たらシールテープ巻いても良いでしょう。
■Ver.2の割れ防止加工■
はい、定番ですね。
以上の作業で初速が少し上がる場合があります。
なので、余裕を持った安全セッティングで!
初速オーバー=即銃刀法違反ですから。
まずはメカボックスがどういう風に動いているのか、それぞれの部品がどのような役割をしているのか、理解するのが大事なんですが、、、。
今はYoutubeでこういう動画が色々見れますから。
色々研究してみてください。
さあ、みなさんも銃、いじりましょう!
*次回はギア関係の予定
フリクションロスの低減による燃費向上
昔からずーーーーーーーーーーーっとこれ。
このためには3つの工程が生まれます。
研磨
潤滑
減圧
今回はピストン部分を中心に考えたいと思います。
■ピストンのレール部分■
磨きます。
*レールに当たる部分が樹脂のものに限る
①角やバリのある部分をリューター等で落とす。
②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)
①バリや角を落として
②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)
何故、徹底洗浄が重要なのかと言うと、研磨剤が残っている状態でピストンが動けば、、、、、。
ずーーーーーっと研磨しちゃう事になりますから、、、。
何度もパーツクリーナーを吹きかけては、キムワイプや着古した綿のTシャツ等で、汚れがつかなくなるまで、隅の隅まできれいにです。
これ、結構面倒くさいでしょ?(笑)
たまにですよ、
鏡面処理しちゃったら、貼りつき現象でフリクションが増えるんやないですか⁉
みたいな人が居ますが、、、。
この番号札取って、お並びください。
ピストン樹脂の表面は均一ではないですよねっ?
なので、磨くんです。
レール部分のグリスは、マルイの青のシリコングリスがなんだかんだで良いです。
ついでにタペットのレールもやると、タペットがスムースに動いてくれます。
燃費向上&タペットの押し戻りが良くなることにより集弾性の向上も期待できるかも!?
■ピストンヘッド■
穴を開けます。
うーんと、これはセッティング次第で色々毛色が変わるので、大きさは色々試してみてください。
・広げると、ピストンの後退スピードは速くなるが、Oリングの消耗が早くなる
・狭くすると、ピストンの後退スピードは遅めになるが、Oリングの消耗は比較的少なくなる。
あとはグリスの潤滑状況やOリングの材質で何ともです、、、。
カラシも色々使って来ましたが、Oリングはマルイ純正か、KM企画のものがピカイチですね。
まずは普通に1.5㎜穴×4個がベースでしょうね。
タミヤのピンバイスが使いやすくていいですよ。
なぜ、アナなのか?
という事です。(笑)
(図修正しました。通りすがりさん、ご指摘有難うございます。)
空気抵抗も減るので、ピストン後退がスムースになり、チャンバーからのごみの流入も減ります。
結果、燃費とレスポンスがUPします。
ピストン自体の重量にもよりますが、まずはマルイのノーマルピストンで試してみてください。
レスポンスUPが実感できますよ!
■シリンダー■
特に書くことは多くは無いですが、ゴミとかあったらきれいに、本当に悪魔のように繊細にクリーンアップします。
あと、ポート穴にでっぱりとか、バリがあったら1000番ぐらいのペーパーできれいにならして、研磨しておきましょう。
真鍮製の場合(金色のタイプ)も含め、大きな傷が入って居たり、酸化して色が変わって居たら、新品に交換です。
実際にピストンを入れてみて、青グリスを塗って、気密を確認。
抜けがあるようなら、Oリングとシリンダーどちらか、またはいずれか交換ですね。
あと、チャンバー形状が複雑だったりで、給弾不良する銃なら穴はなるべくあけない方が良いです。
これは上記した負圧でBB弾がチャンバーに入るのを助けてくれる場合もたま~~~~~~にある、という事を付け加えさせてください。
マルイの製品なら、開けて全然問題ないでしょう。
ただ、給弾不良はチャンバーもしくはマガジンの不良に起因するものがほとんどです。
■シリンダーヘッド■
これは以前すでに紹介してますね。
ノズルは自作より、社外品を買うのが精度も出ていて良いでしょう。
↙画像クリックで過去記事へ!
で、気を付けないといけないのが、、、、。
マルイ純正のゴム、使っていると、加水分解でベトベトしてきます。
なので、こういう風にミゾを掘ったりするのですが、、、。
特に”金属表面改善剤”等が入ったグリスを使っていると、シリンダーヘッドのゴムのベトベトが強くなってきます。
塩素系やモリブデン系等々色々ありますし、ゴムやプラスチックを侵さない!とうたい文句は素晴らしいですが、、、、。
1年ぐらい使っていると、あれれ!?ピストンがシリンダーヘッドに貼りつくよ!
という事が多々あります。
バイク用や、車用、自転車用に売られている高いグリスを使うより、マルイの青グリスが一番良いと思います。
組み込みの際、ピストンヘッド部分にグリースが付かない程度にシリンダーグリスの量を調節しましょう。
シリンダーヘッド組み込みの際は、グリースを薄く、シリンダーに塗ってから組み込めばOKです。
ゴムがヘタれて居たらシールテープ巻いても良いでしょう。
■Ver.2の割れ防止加工■
はい、定番ですね。
以上の作業で初速が少し上がる場合があります。
なので、余裕を持った安全セッティングで!
初速オーバー=即銃刀法違反ですから。
まずはメカボックスがどういう風に動いているのか、それぞれの部品がどのような役割をしているのか、理解するのが大事なんですが、、、。
今はYoutubeでこういう動画が色々見れますから。
色々研究してみてください。
さあ、みなさんも銃、いじりましょう!
*次回はギア関係の予定