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Posted by ミリタリーブログ at

2016年01月18日

電動ガンチューニング ②ギア・シムの調整 グリス ③チャンバー

さてさて、前回のブログ、ピストン、シリンダーに続いてはギアとシムの調整について。

ギア、シムの調整についてはすでに様々なチューナーさんのブログで取り上げられているのですが、、、。
自分なりの見解です。

カラシは最近、回転数や初速をゴリゴリに上げるようなセッティングの銃は最近作って無いです。

インドアで
「フルオートみたいなセミオートが居る!」
みたいに言われたり、

「そんな銃使うの?」
なんて白い眼で見られるんですよ。

コソコソ使ってても、やっぱりバレる。(笑)

難しいですね。

まあ、エアコキのショットガンやVSRでヒットは取れるので、電動ガンは燃費と集弾性重視のファインチューンぐらいに落ち着いています。
銃が確実に動いてくれる事がすごく大事。

BB弾もなるべく0.20gを使う事をベースに組みます。
20mまでの着弾が、やっぱり早いんですよ。
サッと撃って、サッと隠れられる。

なので、そのベクトルで色々チューニングの事を書いていると思ってください。
セミでゴリゴリ行くぜ!とか
流〇でバリバリ撃つぜ!とは
ちょっとチューニングの方向性が違います。

大体の初心者の人がノーマルの電動ガン使っているのに、あまりにもかけ離れた銃を持つすぐとマークされるわけですから。
マークされるのは嫌です。(だたのブーデーのゲーハーのミリオタですけん!)

そして、ここに書いている事がすべて正しいわけではありません。
数年後、、、、「あれは間違いだったんじゃないの、カラシさん?」って言われる事もあると思います。(笑)
自分のチューニングの方向性もしばしば変わります。
趣味の世界なのでですね。

ニッチのドニッチのこのブログにたどり着いて、目を通していただいている方々に。
最終的にはご自分で、研究して、新しいものを発見してみてください。

ここでちょいとヒントを見つけてもらって、自分なりの流儀を見つけてもらえると嬉しいです。
色々エアガンチューニングの事も、考えてもらうきっかけになればと思います。

■■■①ギア選びは本当に大変!■■■


マルイ純正に始まり、様々なメーカーからギアが出ています。


ただ、ひとこと言えるのは、海外製のギアは精度が出ていないものが多いです。

*カラシも沢山失敗してます。

なので、実際の店舗に行って、見て買うのが良いでしょう。
大体のショップさんなら取り寄せしてもらえます。

最初はなかなか自分で見ても分からないと思います。
私もまだ未だに失敗したりします。
なので、この辺は経験値で、失敗を繰り返すしかないです。

ショップが近くに無い!行く時間が無い!という方も多いと思います。

通販で買う場合は3セットぐらい買って、実際にメカボックスに組んで、噛み合わせの良いものを使うと良いと思います。

でも、めんどくさい!
無理やろ!

近道があります。
ショップさんで組み付け依頼です。

エチゴヤさんや、アングスさん、等々、老舗の有名エアガンショップさんなら、しっかりしたノウハウとメニューがありますので。

色々な銃の相談なら、まずはエチゴヤさんですね。
東京マルイ製の銃本体も買うなら、業界最安値じゃないでしょうか?


マルイのハイサイクル系のチューニングならアングスさんがお勧めです!


チューニングの相談は、福岡・九州ならエチゴヤさん一択です。


いちど集弾性も含めて、ご自分の好みに、カリッカリにフルチューンしてもらうと良いと思います。
電話で問い合わせてみてください。
商売の長いショップさんほど、じつは濃いメニューをお持ちだったりします。(笑)

ショップさんのフルチューンをお手本にすると、本当に色々勉強になります。

マルイ製には無い!海外製の銃を通販で購入するなら、、、。
国内向けにチューニングをしっかりしてくれるメニューがあるところで買うと良いでしょう。

自分で部品揃えて、調整してたら1~2週間はかかるものですから。
2~3週間で納品してくれるのは非常にあり難いです!

上記のショップさんは、保障も付いているので、調整に少しでも不安のある人は安心です。

ここだけの話ですが、、、、Airsoft97さん、私好みのグリスを使ってます。
元々ATVなんかを取り扱っていた商社さんなんで、良いグリスお持ちなんでしょうねぇ。

グリスの話は最後に。

まあ、私自身、ショップさんのカスタムも沢山見てきたのですが、どのショップさんもこだわりを感じます。
そして、グレードの高い仕上がりです。
餅は餅屋です。

私みたいに1か月に何丁しかいじらない人間より、「毎日銃をいじっている」経験値は別格です。
こなした数は力です。

壊しているのはユーザーの間違った使い方や無理な使い方というのが多いです。
説明書を熟読しましょう。
銃は大事に使いましょう。

これに尽きます。

私自身今でも、自分でできない時、忙しい時や分からない時、迷宮に入り込んだ時はショップさんに依頼します。

すでに調整済みの物であれば、2回目からのチューニングが本当に楽です。

しばらくノーマルで使ってから、チューニングを依頼されることをお薦めします。
ショップフルチューンの銃は、とても良いですよ!

さてさて、ギアの話に戻ります。
結構銃いじれる、プライベートチューナー向けの濃~~~~い話になってきますので、悪しからず。

・東京マルイ製純正
・LAYLAX製
のギアはかなり精度が出ているので、そのままの組み付けで問題無いと思います。



セクターカット3枚程度なら、マルイ純正のHC用ギアが使えます。


電ハンでリポを使うなら、ベアリングか、メタル軸受けですね。



しっかりセッティングして、定期的なメンテナンスをすればかなり持ちが良いです。
いつでもショップさんで在庫があるというのも強みです。
なるべくメカボックスに負荷をかけないチューニングなら、なるべくマルイ純正のパーツを使った方が良いと思います。

ギアセッティングに迷ったら、純正ギアを使ってみてください。
驚くほど、静かになったりしますよ!(笑)
迷ったら、純正に戻す。
そこから一歩ずつ前進していくのが良いでしょう。


■■■②シム調整・軸受け■■■


シム調整もこれまた大変です。

メカボックスを閉じた状態で見ないといけないので、何度も開け閉めするわけです。

詳しくは静岡・コンバットドールさんのシム調整についての記事をご参照ください。
知識の山です。

シム調整①
シム調整②
シム調整③
シム調整④

深いでしょ?(笑)

あと、コンバットドールさんのブログにもしばしば書かれていますが、、、ギアにそれほど負荷のかからないメカボックスならばマルイの純正の樹脂軸受けで十分です。
軸受が緩衝材の役割になり、破滅的に壊れるのを防止してくれます。
そして、定期的にメンテナンスすれば、驚くほど長く使え、静かなメカボックスになります。


カラシはバレル長350㎜以上あるものは、なるべく樹脂の軸受、マルイ純正ギアでセクターカット無し、純正ピストンの15枚目(後ろから2つ目のラック)を削ってギアとのタイミングを計りチューニングを行います。

ただ、フルオートやセミオートで1ゲーム500発以上撃つのであれば、メタル軸受けがお勧めです。


樹脂シム、金属のシムは、ラジコン用が使えます。
YOKOMO
KYOSHO
TAMIYA
色々なメーカーの物がありますので、調べてみてください。

コンバットドールさんのブログで書かれているシム・軸受けの当たり面には注意ですね。
フリクションロスの低減のためには外径小さ目のシムが良いのですが、メンテ回数を増やさないとすぐ減ります。
耐久性を求めるならやはり電動ガン用。

そして、樹脂シムのサンドイッチ、スパーにすると本当に音が消えますよ。
これも、耐久性との兼ね合いなんで、コンバットドールさんのブログでも書かれているようにすべてのメカボックス・ギアには使えません。

シムのサイズですが。
ラジコン用を流用される方に

STD・次世代電動ガンは
内径Φ3㎜もしくはΦ3.1㎜のシム

電ハン用は
内径Φ2.5㎜のシム
の物が売っています。

また、セッティングによってはわざと電動ガン用の厚めのシムを挟み込んで、硬めのグリスで音を消すなんて技も。
また、時にはシムを2000番のペーパーでならしたり、、、。
色々あるとですばい!(笑)

シムもなかなかの魔物ですが、ビシッと決まると気持ちいい音になります。

色々組み換え、研究してみてください。

ギアの噛み合わせの兼ね合いもありますんで、その辺も注意しながら見てみてくださいね。

軸受、軸の穴もシム調整の前に一度完全脱脂、洗浄。
シム調整してからもう一度脱脂、洗浄。

特に上のYoutube動画のようにシャリシャリ回しちゃった後はしっかり脱脂洗浄しましょうね。

軸受の中は、パーツクリーナーを付けた細めの綿棒でクリクリっとすればOKです。


■■■③ギア・シムのグリスについて■■■

結論から言うと、電動ガンのモーターから出されるトルクや回転スピードなんて大したものではないので、、、、。
きちんと2万発程度、もしくは半年に一回バラシて、グリスを徹底洗浄、新しいグリスを塗布しておけば、そんなにギアや部品のの消耗に差がでるかというと、そうでもないです。

昔だってマルイの純正グリス・純正ギアしか無い時代に、10万発以上、XM177で、同じべべルギア・スパーギア使って撃ってましたから。
(セクターは削れるので交換していました)

要点としては

分解したら、しっかり脱脂洗浄!
徹底的に!

歯ブラシも先が広がっていない、新しいもので「かため」の物が良いです。
国産のいいものの方が、しっかり奥まで汚れを掻き出してくれます。

パーツクリーナーで、綺麗になるまで何度もしっかり洗浄ですね。
歯ブラシも上のように黒くなったら新品に交換です。

マニアックな方は高周波洗浄機なんかを使ってもいいでしょう。
ただ、ほとんどの場合はパーツクリーナーで事足ります。

車のエンジンのフラッシングと同じです。
オイル交換してあげるんですよ。

車だってオイル交換せずにずーっと走ってたら壊れますよね?
機械物は新しいオイルで潤滑がとても大事。

高いオイルをいれるより、こまめに交換をしているエンジンのほうが調子良いという事が多々あります。
ギアも一緒です。

マルイさんのべベルギアは強度がありますので、たまにSHSのギアなんかと組み合わせたりもします。

シム調整とこのオイル交換をしっかりやっておけば、グリスはマルイの純正でOKだというのが私の見解です。
ギアとシムの部分にはあの赤いラベルのグリスです。


ただ、ちょっとメカボに無理をさせたり、重いピストンなんか使うと、不安なので、他のものに手を出すのですが、、、。
ここからが、、、、ですよね。


■シム・軸受け■

樹脂軸受けには樹脂と金属に相性の良いグリス(バイク・車のブレーキピストン組み付け時に使うようなラバーグリスや自転車のチェーン用グリス、マルイ純正の赤グリス等々を銃のセッティングや素材の相性で使い分けています)

金属軸受けシンタード(焼結)系の軸受け(マルイの純正HC用軸受け等)には金属同士にの潤滑に相性の良いグリス(Zoilグリース、場合によってはマルイ純正の赤グリースに添加剤をブレンドしたもの)

ベアリング軸受け(オープンタイプ)には上記したZoilグリースを充填させたり、レスポンス重視のものには柔らか目のオイルを使ったりします。

■ギアのかみ合い部分■

ギアも新しいものであれば、しっかり馴らし運転を行って。
馴らしが終わったら、再度分解、洗浄してから、新しいグリスに塗り替えて組み付けです。

ゴリゴリ撃つ人向け
LAVENホワイトチェーンル―ブ [プロ]

サクサクセミオート多めの銃向け
ワコーズ チェーンガード



電ハン
スーパーゾイル チェーンルブもしくはマルイ純正高粘度(赤)に添加剤を混ぜたもの



■カットオフレバー部分■
セクターのカットオフレバー稼働部は大体スーパーゾイルグリースです。

■セクターチップ部分■
意外と忘れがちなのが、セクターチップと、タペットプレートの角部分の潤滑。
ここはマルイの青グリスか、ラバー系のグリースを使います。

はい、軸受けの部分と、ギアの部分、またセクターチップには違うグリスを使い分けています。
めんどくさいでしょ?(笑)

カラシは大体1個のメカボックス作り上げるのに、4~5種類のグリスを使います。
あくまで上記は自分の銃のセッティングに使っている代表的なグリスです。
撃ち方や、ギアの消費の程度でグリスはちょいちょい変えます。

ケミカル類も様々な種類があって、どんどん進化が進んで行っていますから。
新しいケミカルを見つけたら、とりあえず買って、試しています。

ホントに、、、、、グリスは魔窟です。
ご自分が良いと思うものを探して、使うと良いでしょう。

カラシは基本的にオールパーパス(どの部分に使っても良い!というグリス)は使いません。
だって
軸・軸受(回転の運動)
歯の部分(噛み合わせの運動)
でそもそも運動が違うじゃないですか。

だからそれぞれの運動にあった潤滑剤を選ぶというのが当然だと思います。
バイクだって、チェーンオイルと、ベアリング用のグリス、ワイヤーのグリス、等々それぞれ粘度も成分も違うじゃないですか。

まあ、こだわりすぎて、ラビリンスに陥りがちなのがグリス。

最終的に煮詰まってきたら、マルイの純正を試してみてください。

ギア部分には赤
ピストン、シリンダー、ピストンレール、タペットレール部分には青

かなり良かったりします。

で、そこがスタンダードであり、基準点になるので、そこからまた色々考えながらチャレンジしていくのが良いでしょう。
チューニング=何回もバラシて、最適な状態を探し出すもの。
ですから。

あと、自分でいじれるから!とジャンク銃に手をだしたりしてきましたが、、、。
手に取ってみると本当に「ジャンク!」だったりします。
消耗した部品を交換したり、軸受換えたり、バレル交換したり、チャンバー交換したり、、、色々してたら「あ、新品買えたわ」っていう値段になる事も多々、、、。

そして気が付いたら10時間も、20時間も同じ銃に費やしている、、、。

自分でどうしても無理!という人は、長い目で見ても、ショップさんが良いと思います。
2回目、3回目と同じ銃を依頼すると、ショップさんのチューナーさんもその銃に愛着が湧いてきて、色々サービスしてくれるようになりますよ。

2丁ぐらい銃があれば、1丁使っている間にじっくり銃を預けておいて、もう片方を使う。
帰ってきたら、使っていた銃を預ける。
というサイクルを作ってしまえば、ゲームに専念できますよね。

あ~~~長くなりすぎました。
ごめんなさい。

次回はチャンバー・バレル・ホップパッキンについて書いてみたいと思います。