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Posted by ミリタリーブログ at

2016年01月29日

マルイP-90 FET化

という事で、、、、。(前回のFETについてのブログご参考ください。)

P90ちゃんをFET化しました。



まずFET化する前に色々いじりました。


なんかギアが振れている気がする、、、、。

こういうグリスのしましまが大きく出ているときは、ギアが振れている事があります。
あとはギアの「音」で判断です。

のでっ!


ライラックスの焼結メタルと、べべルギアの所だけマルイHC用のコラボ。
ハイブリット軸受け!

むしゃくしゃしてやった。今も後悔していない。

なぜこの組み合わせだったのかと言うと、べベルの部分だけ、なんかライラックスの軸受の噛み合わせが硬かったんです。
なので、マルイ使いました。スコッと気持ちよくハマってくれましたので。


タペットプレートも、新品をGETしたので、マルイ純正に交換。
これで初速UPかも、、、、⁉

軸受+タペプレ交換前は
回転数:15.64
初速:95m/s @0.20gBB
ぐらいでしたが、、、。

はてさて、、、。

@0.20gBB
いいねっ!

では、MOSFET入れていきます。

今回はこのちーまいPicoSSR3ちゃんです。
選定の理由は
・スプリングはマルイノーマルスプリング程度、かさ上げもそんなにしていないのでメカボの負荷はそんなにない。
・バッテリーは7.4Vの2000mAh程度しか使わない。
・ヒューズもすでに付けているので、ま、安い奴でいいんじゃない?
という感じですかね。

じゃ、早速。

メカボ側の配線部分



カバーを外して、はんだ部分を浮かします(プラスチックの土台が変形するのを予防するため)



この配線を左側のターミナル部分につなぎなおします。


移動完了


PicoSSR3本当に小さいですねっ。
まずは軽く基盤のターミナルの端の方にサッと少量のはんだを盛っておきます。


キットに付いている、配線(信号線)をまずはサッとはんだ付け。

つぎにMOSFETを黒線に取り付けます。今回は黒線を45mmカットして、入れる部分を確保。
まずはモーターへつながる方、配線をストリップして


配線をストリップした部分にはんだ盛り付け


サッとはんだで取り付け。


***サッとできないと、小さい基盤なので回路を焼き切ってしまう事があります。***
PicoSSR3については取り付け失敗での保障は全く無いので、慎重に。
焼いたら終わりです。新しいの買う羽目になります。

少しでも、細かい部分のはんだ作業に不安がある方はエアガンショップさんで依頼される事を強くお勧めします。


次にバッテリー側につながる黒線にも同じようにはんだを盛って取り付けをします。


MOSFET部分をカバーする熱収縮チューブをはめておきましょう。
今回は純正が無かったので、赤色で代用しています。


サッとはんだで取り付け。

熱収縮チューブを被せて、ライターで軽くあぶって完了。



信号線をほどよい長さでカット、先ほど移動して空いた、この右側の端子部分にはんだ付けします。



最後に、MOSFETインストールで使用の意味がなくなったバリカタを取り外します。

これで完成です。



GATEのPicoSSR3のインストールですので、ほかのFET機種についての配線方法はメーカーさんの説明書ご参考くださいね。
あと、7.4V 1000mAh 20C以上のバッテリーを使う場合はかならずヒューズを入れましょうね。

さて、実射@0.20gBB


セミも、シュコ!シュコ!っと気持ちよくなりました。
これでゲームが楽しくなるぞよ!


エリックのほっぺたがプルプル!!!!してるっ!!!


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2016年01月29日

FETとレスポンスの話

電動ガン、そこそこいじれるようになると興味を持つ、、、。

FET!

FETって何だ!

って思われる方が沢山いらっしゃると思います。

ちょっと以前のブログスイッチ保護考の所ですでに触れている部分がありますが、、、。重複してる部分はゆるしてくだちゃい!



で、今日の内容は超ややこしいので、お気を付けください。
ただ、分かりやすいように、なるべく簡単に、、、、、努力します!


「FETを入れて回転数・レスポンスは変わらない」
という方が居ますが、


私の主張は
「一部のMOSFET製品をインストールする事によって、回転数・レスポンスは変わります」


です。


これ、あくまでも、あくまでも、あくまでも、あくまでも、あくまでも、あくまでもっっ!!!
GATEのMOSFET製品に限っての話をしますからね。


私GATEの製品ばっかり使ってますので、他のメーカーのFETどうですか?って聞かれても。
「ご自分でお試しください」
としか言いません。
あしからず。


まず、GATEの説明書英文(NanoHARDより)
MOSFET
Do you want to achieve a higher rate of fire and faster trigger
response? Are you planning a power upgrade of your rifle? In that
case, you need a MOSFET.
It targets the energy from the battery directly to the motor, bypassing
the mechanical trigger contacts. As a result, you will gain a higher
rate of fire of the rifle and a faster trigger response, and the contacts
will be protected against burn out.

日本語訳
■MOSFET機能■
お使いの電動ガンの高回転化、トリガーのレスポンスを上げたいと思っていま
せんか?リポバッテリー化や高い電圧・アンペアのバッテリーを使う予定はあり
ませんか?その場合はMOSFETをお勧めします。
GATEのFETモジュール(MOSFET)シリーズを使用すれば、回転数が上昇し、
レスポンスが向上します。
スイッチを焼く無駄な電力消費をパイパスさせ、
モーターへ直接流すようにするため、スイッチを焼かず、効率的な電動ガンの
回路を作る事ができるのです。



はい、しっかり明記されておりますね。


うーんと、色々ややこしく説明するの面倒なので、図作成。

P90のメカボックスの配線です。



■ノーマル配線の場合のバッテリーからモーターに通電するまでの電気の通り道を黄色い点線でなぞってみます。■



次にGATEのPicoSSR3を入れた場合の配線



■PicoSSR3を入れた配線の場合のバッテリーからモーターに通電するまでの電気の通り道を同じく黄色い点線でなぞります■




おりっ??

ノーマル配線


PicoSSR3を入れた後の配線



明らかにPicoSSR3を入れた後の黄色の点線、少なくね?


です。


GATEのMOSFETシリーズについては


スイッチを焼く無駄な電力消費をパイパスさせ、



モーターへ直接流すようにするため、スイッチを焼かず、効率的な電動ガンの回路を作る事ができるのです。


GATEのFETモジュール(MOSFET)シリーズを使用すれば、回転数が上昇し、
レスポンスが向上します。

これは電気的ロスを少なくしているから
です。

P90のこの例の場合の電気的ロスの解消について要点を簡単に説明すると
①バッテリーからモーターまでの導線を短くしている
②スイッチ部分の焼け(ロス)をFETで電子ゲート化し、スパークで失われる電気を直接モーターに流す
です。

電気ロス=熱
ですからね。

スイッチの部分が焼けるのも、この電気的ロスによるもの、と考えてください。
リポバッテリー化して、タミヤ型コネクターが熱くなる場合等も、この電気的ロスが大きいといえます。

電気の伝わる速度は、光の速さの2/3ほどと言われています。

が、電流を伝えるとなると、
遠くより近く
細い通り道よりも太い通り道
という方が効率が良いのです。

むやみやたらにシリコンコードの銀コート使っても、そんなに激しく効率は上がらない、というのが現状です。
一部の太い銀コートの製品は、固くて、メカボに入れにくいですし、被膜も破れやすいので、注意が必要です。

じゃぁさー、うだうだ、ブーデーのゲーハーが色々書いとるばってんが、どんだけ上がるとよ?

って話でしょ?

はいはい、もちろんやりました。

FET化前


FET化後


メカボはもちろん同じ状態。同じグリス、同じスプリング、同じセッティング。
配線も、PicoSSR3入れる黒線部分を45mmカットして、ストリップして、MOSFET入れただけです。
同じノーマルの配線、ヒューズもそのままですね。

ま、そこそこ上がりましたかね。

ただ、ただですよ!

必ずMOSFET入れた方が良い!というわけではありませんからっ!
エアガンカスタムとは?


メカボしっかりいじって、いじって、いじりきっての、飽き飽きマンにこっそりお伝えしたいMOSFETです。

効率の悪いメカボックスなのに、MOSFET入れて飛ばす人も多いのも現状です。

・120%以上のスプリングとか入れている。
・11.1Vで2000mAh以上のバッテリーを使っている。
・7.4Vで3000mAh以上のバッテリーを使っている。
・あ、バレルの長さ200㎜も無いや、、、。
・1ゲームで多弾を2マグ、3マグ連続で撃っちゃう
等々等々、
のに、ちっさいMOSFETを使っているのも、スペック不足になります。

そういう場合はもっと高いスペックのMOSFETがありますが、電気的エラーを検知して止める賢いMOSFETになります。
ただ、こいつも悪い部分?があって、モーターのカーボンの蓄積等やちょっとした被膜の破れさえも「漏電」や「ショート」と検知してしまう場合があるので、マメなチェックが必要です。

100%以上のスプリング組んだり、流速にしたり、重いピストン入れたり、ヘリカル等のトルクギア、デュアルセクターギア等々変わり種ギアを組むなら、「モーターは消耗品」と考えた方が良いです。
然り、MOSFETもスペックの高いものを選びましょう。

電動ガンチューニング、最後の砦?みたいな電気系統、MOSFETですが、結局のところ、しっかり組んだメカボックスで、こまめなメンテと度重なるチューニングが必要です。
時間と労力に余裕があれば、これを繰り返す楽しみ、醍醐味が味わえると思います。

電動ガンいじるのあまり得意でない人には
ノーマルで使っていて、スイッチ交換サイクルがあまりにも早ければ、スイッチバリカタやスイッチハリガネがあります。

私みたいに1年間に80ゲームこなすような、毎週何らかのメカボをいじっているサバゲジャンキーですら、あ、「バリカタでいいや」と思いますから。

ある程度いじれる人って何丁か銃持ってるじゃないですか?
意外に同じ銃って、ずっと使わないものですし、、。

SBDやバリカタ入れていても、サバゲをこなす回数に追い付かず、スイッチ状態に悩まされて、、、、となったらMOSFETに挑戦されればいいと思いますよ。こういう意味合いでの「最後の砦」です。(笑)

また、トリガータッチの向上を目論んで、メカボックスドロップインタイプのボード等に挑戦するもまた楽しいものです。
ただ、スペックは各々の説明書を穴が開くほど読んで(笑)、きちんと理解・確認して、自己責任でやってくださいね。

ここまで書いてなんですが、、、、、、ただですね、、、、。

結構ずーーーーーーーーっとエアガンいじってて思うのですが、こんだけ労力とお金と時間つぎ込んで、「こんだけ」なの?
と思う事も多々多々多々多々あります。(笑)

ま、それが趣味の世界なんですよね、、、、。
私なんか、、、、むしろ電動より、最近は「エアコキシャッガンでいいや」ですから。

ただですね、やっぱり、やっぱりっ!
カリッカリの銃を持った、ゴリゴリゲーマーさんとフィールドでガッチリやり合う時があるんですよ。
そういう時は、「カリッカリの銃でガチで礼を尽くさないといけない」と思い、こっそり弾速チェックを済ませた電動に持ち替えます。

「BB弾飛ばし合って、やってやられて育まれる友情が、最も熱い」と信じとりますけんね!

あ~~~~サバゲしたいよぅ!

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Posted by カラシタカナ at 20:08Comments(2)カスタム関係雑記電気関係研究開発装備研究

2016年01月28日

P-90 のバットプレート滑る

マルイ P90、前回整備してから2,000発ほど撃ってみました。

なんだかしっくりこない肩付け。



バットプレートがなんか滑ります。

チュルリラ、ちゅるちゅる行く感じです。
ペコちゃんの彼氏の名前のようです。


なんで滑らないように

カスタムしませう。



お手軽にムーゴーを貼りつけます。


わぁぁぁぁっ!って両面テープ(普通のやつ)を貼って


バットプレート側はしっかり脱脂洗浄。





貼り付け。


はみ出た部分は両面テープもろともバッサリ切り取ります。
はさみ、カッターを駆使します。


ほいできた!

裾銃した感じは、、、、。

ヴェリー、ステイブル。

ヴェリー、グリッピー。

よか感じでしたばい!

いやぁ~ゴムって、本当に良いものですね。


*Amazonで売ってます。

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2016年01月26日

東京マルイ P90

東京マルイP90 を整備しました。

先週関東に居る某先輩から入電有。

「カラシ君さぁ~ブルバップ良いよ、ブルバップ!ステアーとか良いよ。」

「P-90はダメですか?」

「P90はマガジンがねぇ、、、、。」
「でも、マガジンの問題除けば、良いと思うんだけどなぁ!」

という事で、、、。
仕入れました。

ドット付きのタイプですね。


以前3回ほど、P90のチューニング紹介させてもらっています。

マガジン整備編



スイッチ保護しようね!編



G3SDと一緒に整備、P-90編

↑画像クリックで過去記事へ

マガジンは海外製の300連が1本付いていたのですが、、、、。


さっそくBB弾の給弾口の爪が折れました。(涙)


仕方ないので、エポキシパテ(金属用で修正)

内部メンテもしたので、しっかり300発近く撃ち切ります。(しかし最後はどうしても数発残ります:笑)

そして、、、銃自体も。
試射する前に全部バラします!

銃口は、、、前の持ち主の人がテーパー加工していましたが、処理が私好みではない、、、。
ので、修正して、再テーパーかけて、研磨してます。


ホップパッキン側も、綺麗に掃除して研磨。

シールテープ巻いて、ホップパッキンを入れます。

バレル内部はいつもの研磨。

これでっ集弾性アップかも、、、。


で、メカボックス。

P90相変わらずバラすの一瞬の出来事ですね。

ねじが数か所ナメてました、、、。

まあ、いいや。

P90はセミオート連射すると、すぐにスイッチが焼けるので、心配していましたが、、、。
*以前はこんなスイッチもありました、、、。



ボコボコですね。

今回の個体は意外と綺麗

そんなに撃ってないですね。
サバゲーに使ってなくて、部屋撃ち程度だったらしいので、ダメージ少なかったんでしょう。
良かった、よかった。

P90のスイッチ、単体ではなかなか手に入らないんですよねぇ、、、。
マルイさん、部品多めにストックお願いします!

さて、メカボックスオープン!

前の持ち主曰く、「整備済み」

「整備済み、、、、。」

ですか、、、、、。

とりあえずギアとメカボは完全脱脂洗浄+シム調整ですね。

今回、軸受けはノーマルの樹脂。
変形したものや、「パチッ」とメカボックスにハマらないヤツは交換。

え?樹脂、、、、?

え?樹脂いけないの、、、、?


良いんです。
静かだし。ギアもマルイのノーマルのまま使用するので。

カットオフレバーの軸の部分、カットオフレバーも磨きます。
赤丸のポイント中心にピカールでしっかり磨いて、磨いた後はしっかり脱脂洗浄。


いちどハメてみて動作確認。

超スムーズにカットオフしてくれそうです!

しっかり脱脂洗浄って、一度パーツクリーナーでブシュー!って吹いて終わりじゃないです。
しっかりウエスに、パーツクリーナーしみこませてゴシゴシを2回ぐらい、ウエスが黒くならないまでやります。

ビフ!俺をだませると思うなよ!
「ごめんなさいマクフライさん、私2回目のワックスを今から始めるところなんです!」

若い時にパンチ食らってちんころこーまくなったとです。


パンチ食らってない方、そっくりですね。


ブルースウィリスも、毎朝剃るけど、生えたらこの髪になるそうです。


ああああ、超脱線。

ギアはまだ使えそうだったので、そのまま。
ただ、べべルギアだけは現代風味の4段の逆転防止ラッチの溝が付いているもの(左)に交換しました。




ピストンはラック削れ気味のポリカだったので


東京マルイ純正、14枚目ブッ飛ばしピストンに変更。
ピストンヘッドはライラックスのアルミ入ってたので、そのまま流用します。


シリンダーは中世の仏具みたいな色になった(上)が入っていたので、これまたライラックスのステンシリンダーに変更。
200㎜~250㎜用です。
マルイ純正のシリンダーが無かったので、、、。


バネも悩みましたが、、、、。
結局はマルイ純正のバネ+スプリングスペーサーの”WOWスタンダード次世代用”の5㎜を入れました。
WOWは、内径がちょっときつかったので、カッター等で広げています。
内径の広いスペーサーもありますが、樹脂の質がWOWが高く、スプリングとの相性もすこぶる良いので、WOWイチオシです。


スプリングガイドもライラックスのもの(左側)に交換。


シム調整もしっかり!ですね。
樹脂軸受けの場合、ちょいゆるめでOKなのです。

スイッチ保護は定番のスイッチバリカタ。


1000モーターが入っていたので、ブラシとローター部分清掃して、組み付け。


スイッチバリカタはモーターハウジングばらさずに取り付けられるので、良いですね。
まずは+の方(赤線)をねじ止めして、、。)



こんな風に曲げます。

次に-(黒線側)をねじ止めして、、。



こんな風に曲げます。





スゲー小さい!
けど、効果てきめんです!


スイッチ部分はきれいに接点復活剤で清掃したあと、スイッチグリスをこんもり、塗ってあげます。

最後にヒューズを追加
バッテリーのコネクターをTコネに変更



FUJIKURA 2000mAh ミニバッテリー互換 リポ使用 (電圧7.8V:充電するの忘れてましたっ!)
0.25g BB

0.20g BB


BB弾:マルイベアリングバイオ同等品使用。

バッテリー満充電ならもうちょい回るかなといったところです。



サイレンサーはライラックスの100㎜のものを付けてみました。

マルイP-90 今回チューニングスペック

■メカボックス:マルイ純正■
ピストン、タペットレール部分研磨
カットオフレバー、カットオフメカボックス側部分研磨
軸受マルイ純正樹脂

■ギア■
マルイ純正ギア(セクターカット無し)

■ピストン・シリンダー■
ピストン マルイ純正14枚目カット
ピストンヘッド LAYLAXアルミ ベアリング付

■スプリング スプリングガイド■
スプリング マルイ純正 端の部分面取り処理
スプリングスペーサーWOW STD/次世代用 5㎜ (内径拡大)
シリンダー:ライラクス ステンレスシリンダー Eタイプ
ベアリングスプリングガイド ライラクス

■スイッチ保護■
スイッチバリカタP90用

■モーター■
EG1000モーター 整備済み

■バレル・パッキン■
純正?
内部研磨、テーパー加工
ホップパッキン:マルイ純正

■サイレンサー■
ライラックス 100㎜

■その他■
ヒューズ追加
バッテリー接続Tコネクター化
ドットサイトにポリカの防弾板追加
マガジンメンテ等々、、、。

ノーマル樹脂軸受け、ノーマルピストン・ギアなら、2~3万発に一回メンテ。
純正ギアも安いので、予備をストックしておいて、交換すれば良いと思います。
こんなライトチューンですが、丁寧に組めばそこそこ初速も出て、P-90ポテンシャル高いですね。

さ、ゲームでゴリゴリ使ってみます!

Jerryのように撃てるかなっ?


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2016年01月24日

So Snowy サバラン

今日は雪が降る中、寒中サバゲーしてきました。



*白くなっているのは雪です。DEATH。

さっむぅぅぅぅぅ!


でも、一度ゲームが始まれば、アツクなるわけで。


なぜかセーフティーのBGMが北の国からのテーマだったわけで、、、。

ああ~~~~~あああああ~~~~~~あ~。


僕たちは、薪を燃やして暖を取るわけで、、、。


雪の中のオイル缶ストーブは暖かいわけで、、、。


こういう雪の日はエアコキが良いわけで、、、。

以前いじったシリンダーノズルヒッタイト人加工、1万発以上撃っているけど、全く問題ないわけで、、、。

↑画像クリックで過去記事へ

現在のノズル。
結構ポンプ失敗してたりするけど、、ほぼ無傷なわけで、、、。


初速も0.25gで79m/sぐらいでてるわけで、、。

流石はメソポタミアを征服したヒッタイト人。
そのアイデアを現在のエアガンチューニングに投入したわけで、、、。

ちなみにスプリングスペーサーWOWも、付属の金属ワッシャーで何ら問題ないわけで、、、。


ただ、やっぱり悪天候の中、無理しちゃダメなわけで、、、。

今週末は全国的に悪天候ですね。
皆さんお出かけの際はご用心を、、、。  


2016年01月22日

ノスタルジック・東京マルイ

ふと、倉庫を整理していると、こんなものが出てきました。

ものっすご古い東京マルイさんのカタログ。


まだPSG-1も出ていないので、おそらく1994年~1995年ごろ?のカタログと思われます。
表紙のAKがなかなか発売されなくてイリイリしていました。



なんだかんだでちゃんと動く、耐久性の高い、高品質な電動ガンを作ったのは、マルイさんがパイオニアですね。
私もたまに、うだうだ書いたりしますが、御免なさい、本当は大好きです。

東京マルイリスペクトは永遠です。
だってマルイさんに育てられた部分ていうか、殆どいじって来たのはマルイさんの銃ですもんね。


Let’s Sports、やっぱりサバゲーは動きのあるものにしないといけないな!と思ったり。(笑)


これまた同じくらいの年代のカタログ。
メーカーホップアップ標準装備は、愕然としました。

OKパーツさんとか、KMさんとかからのホップチャンバー買ったり、虫ゴム入れたりして、頑張ってたわけですから。



このシリコーンスプレー、懐かしすぎる!



1992年発売のファマス。


1992年。


バイクで言えば

NSR250Rがこの色だったり。

グランジ(着古した感じのアメカジ)ファッションとか、アディダスのジャージとか、ヤマンバギャルもはしりぐらいの時代。
尾崎豊さんが亡くなったのもこの年ですね、、、。


その頃のマルイさん

こんなBB弾売ってたり、、、。

分かる人にはわかる。
ノスタルジー。

この紺色のBB弾、よく使いました、、、。
0.2gでメッキされているBB弾、スゲー!と思ったりしました、、、。ナツカシー!

冬場なんてヒートテックなんか無いから、いまだにめちゃくちゃ寒かったのを思い出します、、、。

でも、この時代、本当にカスタムパーツなんか無いから、自分でいじって、チューニングしてたんですよねぇ。
グッディとか、ナフコ、ホームセンターがパーツショップでしたもんね。(今も)

しかも、そういうホームセンターも今みたいに色々おいてません。
金具屋さんや、ねじ屋さんに相談に行くこともしばしば。

でも、この時代から悶々と電動ガンいじって、毎週末サバゲーしていたと思うと、、、。


あんまり成長してないっ!(笑)と思います。



この記事読んで、「懐かしい!」と思ったそこのアラフォー(もしくはそれより上)の人!
サバゲーせんですか!?
今はパーツも充実、銃も充実、楽しい世界になってますよ!




ただ、返り咲いた人たちに一言だけ忠告させて頂けるのならばっ、、、。


・昔の気持ちのままでゲームするとっ、ケガするんで注意してくださいねっ!
(安心しないでください、体力は衰えていますよ!)  


2016年01月20日

ヒューズとは 電動ガンのヒューズの役割

ヒューズとスイッチバリカタ・FETの関係性の質問、メールを頂きました。

なので、ちょいヒューズの役割について書きます。

ヒューズ何故付けるの?要らないんじゃない?
カラシの個人的な答えは「付けてください」です。

ヒューズの電子部品としての役割=安全装置なんです。



■■■ヒューズの役割=配線やその他回路部品を大きな破壊から保護する■■■


ヒューズ:配線に高負荷の電圧・電流がかかる前に、ヒューズ自体が切れ、物理的に電流の流れを遮断する。

という役割です。

配線の焼け、決定的な負荷による電気系統の破壊を事前に防止しておく→ヒューズ
ですので、ヒューズが無い=安全装置が無いと考えれば良いでしょう。

ヒューズレスにした場合のリスクも様々です。

*ちょっとオーバーに書いています。


ヒューズレスでよく見る症状としては
①配線やコネクター部の焼け
②スイッチ部分の溶着や、変形

が挙げられます。

これはモーターにかなりの負荷をかけたまま、回し続けた結果です。
特にギアロック(メカボックス内のギアが何らかの不具合によって止まった状態)でスイッチをON(トリガーを引き続ける)したままだとこうなります。

最悪
③モーター・メカボックスへの大きなダメージ
④配線の欠落や、ショートによるバッテリーの発火

の恐れがある事を認識しておいてください。

特にリポバッテリーでCレートの高いものをお使いの方はお気を付けください。

スペースが無い!という場合は小型の自動車用ヒューズを入れる、という方法もあります。

モーター用の端子を使用して、自動車用の20A、25A等の小型ヒューズを入れれば良いです。
(ホームセンター等で販売されています。)

Aの設定は銃のメカボックスや使い方によって、さまざまです。
低いアンペアのものから試して、最大30Aまでありますので、予備を準備して、いつでも交換できるようにしておくと良いでしょう。

取り付けに必要なものはモーター用の端子
収縮チューブ(3㎜Φぐらいが良いでしょう)
はんだごて
はんだ
はんだ台
等々



こういう風に車用のヒューズでしたら、小型にヒューズがまとめられます。
これで、バッテリーのサイズを選べば、ストックインできる機種がほとんどです。

AKS74UにFET取り付け
パトリオットにFET取り付け
ここの過去ブログもご参考まで。

エアガンカスタム、パーツ組み込みは自己責任です。
しかし、ヒューズレスをする前にひとつ質問させてください。

「あなたはゲーム中、銃がおかしくなったら、すぐにトリガーから指を離すことができますか⁉」

ゲームの途中で銃が動かなくなって、パニックになる中、冷静にトリガーから指を離しておけるか、、、???
私もたまにしくじります。

カラシは極力、ヒューズ付けます。
ヒューズレスで何度も配線やFET壊してますから。


■■■スイッチバリカタ、一般的なSBD、MOSFET、FETはヒューズの代わりにはなりません:役割が違います■■■

上記の部品は、スイッチ保護であり、普通の場合は配線の保護の役割は通常はありません。

スイッチ保護については、信頼性の高いスイッチバリカタ(満充電の電圧が10V以上ある場合や7.4Vでも、30000モーター、サマリウムコバルトモーター、海外製のトルクの強いモーターにはハリガネ)をお勧めします。
*海外製モーターで、取り付けネジが12㎜以上あるものは、別途、ねじッチャイナをご購入下さい。

スイッチハリガネ、バリカタでしたら、ヒューズレスでもある程度は耐えてくれます。
(が、配線から煙が上がるほど回路をONにし続けると、いつ壊れてもおかしくありません)
ヒューズレスは何かあった時に、搭載した電子部品にも大きなダメージを与えます。

私も色々な銃をいじってきましたが、ヒューズレスにした銃で何丁も破滅的に壊れたものを見てきましたが、ヒューズ付きで決定的な破壊が行われたものは非常に少ないです。

すぐにヒューズが切れる=どこかおかしい
わけですから。
11.1Vのリポでも、30Aのヒューズが切れる事は滅多にありません。
1ゲーム1000発撃っても、しっかりチューニングしていれば、30Aで飛ぶ事はほとんどありません。

*例外として、DSGを組み込んだり、ピストン重量が30g以上、流速のチューンの銃、バレルが200㎜以下の短い銃で初速を上げているもの、バネが強い銃、また1ゲーム1,000発以上撃つ銃等々、ギアボックスに高負荷を懸けている銃はヒューズが飛ぶ事が良くあります。
高負荷のチューニング、使い方を行っているので、ヒューズレスにしないと追いつかないというケースがあります。

この辺は、
・なるべくアンペアの高いヒューズを使い、いつでも交換できるように準備しておく。
・ヒューズ回路付MOSFETを使用する。

上記2つの対策となりますが、、、、。


■■■ここからマニアック■■■

但し、

但しですよ!
(ここからがYESの部分ですが)

今はすでに電子ヒューズが入ったMOSFET(FETモジュール)が存在します。

GATEのNanoHARD

GATEのMERF3.2

この2種類に限っては、回路にヒューズ組み込みがなされているため、ヒューズレスでOKです。

下の動画は、

・わざとギアロック(モーターのギアをプライヤーで止めて再現)したり
・配線ショート(回路の途中で+とーを通電させる)
という結構デンジャーな耐久テストの内容をしています。

*電子部品の知識豊富なアドバイザーの元試験しています。真似しちゃダメですよ!


このGATE2種類に限っては”スマートヒューズ”という機構が入っているため、とても賢いんです。
回路の異常がある場合、10000分の数秒で回路を遮断してくれるため、従来のヒューズに比べても非常に安全です。

その代り、配線の破れ、モーターのカーボンの蓄積、モーター端子部分の絶縁不足等、微々たるものも、回路異常と判断してしまうため、配線の確認、モーターの清掃はこまめにやってあげてください。

ほかのブランドで、ヒューズレスでOKというものはヒューズ使わなくても、すでに回路にヒューズが組み込まれているものでしょう。
取扱説明書を良く読んだうえで判断してください。

ヒューズレスで、上記以外のスイッチバリカタや、SBD、通常のFETを使用した場合、壊れる事が多々あります。
これは許容以上の電流・電圧が流れてしまうと、電子部品が破壊されるためです。

電子部品にはそれぞれ許容の電流、電圧があるため、これをオーバーするとすぐに破壊されてしまいます。
非常にデリケートなものです。


■■■スイッチを保護する■■■


ここは以前スイッチ保護考
で触れているので、ある程度省略します。

①FETおよびMOSFET:別の場所に新しい電子的なスイッチ(ゲート)を設け、スイッチ自体の焼けをほとんど無くす。



②バリカタ:スイッチに流れる逆起電流(サージ)を吸収し、スイッチの寿命を伸ばす。



と言う風にヒューズとは違う役割の別物、とお考えください。


■■■最後に■■■

何にせよ、アフターマーケットのFETやその他電子部品を組み込む場合は、出来る限りヒューズは何らかの形で組み込むべきものだと個人的に思っております。
破滅的な暴走も止めてくれる場合もあります。

但し、電動ハンドガン等はヒューズが取り付けにくいです。
その辺はFETインストールの際に覚悟が必要です。
また、メカボックスバリバリに仕上げられる知識と経験をお持ちの方なら、特に必要ないとよく聞きます。

ヒューズレス=ある程度壊れる覚悟
はしておいてくださいね。

さて、ヒューズですが、、、。

最終的に貴方の判断です。

付けますか、
付けませんか?

最終的な判断はご自分で。  


2016年01月19日

電動ガンチューニング③ バレル・シリンダーについて

はい、バレルとシリンダーについて今回は色々書こうと思っていたのですが、、、、。


色々内容を考えていた結果、、、、、。
20年前からほとんど変わっておりません。(笑)

今の若い世代のゲーマーがおむつしてバブー言っている頃から、みんな色々考えたり、色々なメーカーさんがパーツ出したりしてたわけですからね。

今売っているほとんど全部のバレルやシリンダー部品も、昔のアイデアから生まれた商品ばっかりです。
そんなに変化無いです。
むしろ、昔の方がこの辺は色々面白い部品がありました。

私の書くのは3番煎じ、5番煎じ、出がらしの出涸らし、もう、お腹いっぱいでしょ。
なので、

■■■色々今回はオミット■■■
します。


■■■チャンバーパッキンについては、私はマルイ純正一択なので、何にも書こうと思いません。■■■
コンバットドールさんのブログにも色々書かれているので、一度ご覧ください。

HOPパッキンについて

*深いですねっ!(笑)


■■■ホップ抑えについても今回は省略■■■
自作
ライラのやつ
どんぴしゃ
スナチャンラムダ
等々、色々使っているので、銃、バレルによって色々換えたり、付けたり、外したり、、、どれがどうとか、自分でも管理できてません(笑)


ただ、抑えもマルイ純正が一番長持ちで良く当たります。
バレルとBB弾の相性もあるので、ホップの相性の良いBB弾を探して使われる事をお勧めします。
いや、コレホント。
BB弾は選ぶものですから。


■■■BB弾についてちょっとだけ■■■

BB弾で初速は変化するので、お気を付け下さい。
カラシはBB弾、銃によってメーカー、重量等々使い分けています。

電動は基本0.2g~0.25gでセッティング。
これが基準。

ホップ窓加工も別に今更なので、Google先生を頼りに色々イメージしてやってみてください。
時間があればちょっと紹介しますが、最近はホップ窓もピカールで磨いて、空気抜き作るのも面倒で、、、そんなに気合入ってません。(笑)



唯一、ホップパッキンをバレルに組み付ける際にシールテープは巻きます。
気密UPと、バレルブレ止めです。

なんにせよ、やはり日ごろの分解、清掃であって、他なりません。
カスタムバレル入れたらOK、終了!ではないんですよね。

銃は使い手のメンテ次第です。

■■■で、バレルですが、、、。■■■

・組み込む銃がきちんとチャンバーを水平に保っているか。
・綺麗にホップパッキンを組み込み、チャンバーに組み込んでいるか。
・バレルブレ止めの真鍮の部品を落としていないか?
・アウターバレルが曲がってないか
・バレル自体が曲がってないか
・バレルの中が汚れて居たり、傷が入ってたりしていないか。
・バレルのBB弾が止まっている場所に傷が入っていないか(こことても重要)

これらが一番重要であり、バレル云々言う前のベースです。

バレルですが、個人的にはマルイのノーマルバレルが非常に優れている!
という事だけを書きます。
マルイもインナーを磨いたら、相当当たるようになります。



まあ、バレルについても色々なメーカーさんから、色々なバレルが発売されています。
バレルも色々使ってみると、楽しいですよ。

あとは固定方法。
もちろん銃によって色々変わると思いますが、大体のイメージはこんな感じですね。

アウターバレルの隙間に合わせて色々な素材を試してみてください。
*アウターの精度があれば、ガッチリ固定すると、バシッとハマりますよ。

ただ、綺麗に整備されたマルイ純正バレルの飛び方だけはしっかり目に焼き付けておきましょう。
前回のギアグリスの件でもそうですが、新品、もしくはよくメンテナンスされたマルイ純正のバレルでのBB弾の飛び方は、かなり素晴らしいですから。
何せ趣味の世界ですから、なんともですが、電動ガンの評価の基準をどこに持っていくか、、、です。


■■■バレルのコーティング■■■
しっかりしたバレルがあっての話ですが。

細めのコンパウンド等で磨き上げたバレルにさらに集弾性を持たせるために、、、。

コーティングは有効です。

ポリマー系のガラスコートのワックスを塗り込み、きれいに吹き上げると、埃が付きにくくなり、バレルのピカピカが長持ちします。

「更なる集弾性を追求したいっ!!」

という方はぜひ、お試しあれ。

ケミカルはいろいろな種類がありますが、、、、。

この辺は色々試してみてください。

カラシは「安いポリマーコート」を頻繁に塗り替えしている派です。


■■■シリンダーについて■■■

シリンダーも色々なメーカーさんから色々なサイズ、物が発売されています。

電動ガン、エアガンの吸排気系はトータルバランスでチューニングを絞っていく部分になります。

ここにシリンダー容量と、バレルの長さについて示したバリ簡単な資料を作りました。

マルイさん基準ですが、大体こんな感じですね。


385㎜でフルか、17ccの加速シリンダーの分け目があって
200㎜で17ccと9ccタイプのシリンダーの分け目があります。
(17cc:AK47HCとか、M733、M4CRWとかに入っているポート穴が後ろ目にある加速シリンダーです)

*PSG-1のシリンダーは除外してます。
*LAYLAXさんのステンシリンダーはA~Fと6段階のバレル長で準備されています。

まあ、この辺も

Oリング
グリス
気温
BB弾
バレル(長さ・内径・材質)
ノズル
ノズルの長さ・絞り
ピストンヘッド
ピストン重量
シリンダーの材質
等々
で様々に初速が変化していくので、色々試してみて、ベストなセッティングを見つけるしかないです。

さあ、貴方も?
って、大多数の人たちが、前回、前々回も含めてやる気にならなくなってきたと思います。(笑)
深いでしょ?(笑)

■■■終わりに■■■

③回にわたってうだうだと、ブーデーのゲーハーがちんまい知識を、大部分の人にはどうでも良い事、色々書いてきたわけですが。
スゲーめんどくさい内容でしたね。
ごめんなさい。

一個だけ。

初速厳守。
オーバーした瞬間 アウトです。


セッティングも、95m/sが上限でしょう。

そして、最終的には

・しっかりチューニングされた自分の銃の本当のポテンシャル、知りたくないですか?
という皆さんへの問いかけです。

今ゲームでしばらく使っている銃、たまにはメンテナンスしてあげましょう。
自分でできない人は、お店に頼めば良いんです。

時間もお金もかかる事が多いです。

ここで突然、刀の話ですが、、、。

江戸時代の侍は自分の刀を研ぐのに5両(今でいうと40万円ぐらい)出してたそうですから。
もちろん、高い刀、安い刀、研ぎ方、研ぎ料も変わるわけで、一概には言えませんが。
今でも1寸研ぐのに
並研ぎで1寸4,000円、2尺4寸(約72.7㎝)の刀研ぐのに大体10万円近くかかります。
上研ぎで1寸10,000円、2尺4寸(約72.7㎝)の刀研ぐのに大体24万円ちょいかかります。
*さらに高い上質な研ぎもありますし、高い刀ほど、高いです。

刀も打ち粉して、手入れしていても、使っているとどうしても、表面が曇ってきます。
研ぎに出さないといけません。

良い研ぎ師に、500万以上する刀を頼めば刀の値段の1割~が妥当だと言われています。
億ションならぬ、何億円する刀もありますからね。(笑)
その代り、その砥石もすごかったりします。
砥石なのに1個云百万したり、、、。

そして武士は「値段を値切る事=自分の価値を下げる」という考えを持っていた人たちも居たようです。
なので、「安くします」=人を馬鹿にしているという考え方だったんですよ。
今の真逆の世界ですね。(笑)

*ちなみに宮本武蔵は、自分で拵をカスタマイズ・制作してたそうです。
物へのこだわりとか、自分でいじってみる事って、意外と深いかもですよ?

エアガンも刀も=現代社会では趣味の世界
ですので、まあ、一例として、そんな世界もありますよという例です。

「電動ガンの修理や、カスタムをショップに出したら値段が高い!」
という話を聞くことがあまりにも多いので。

前にも書いたかもしれませんが、、、。

聞いた話:
自転車屋さんで、チェーン交換して
「はい、チェーン代いれて2000円です」
と言ったら
「お金取るんですか?」
という人が居たという話を聞きました。

( ゚Д゚)ハァ?

村上龍がちょっと前のテレビ(何か忘れた)で、

昭和の高度成長期は星空を見たり、上見上げる歌が多かった
いまはスマホで下ばかり向いている人ばっかりだ
みたいな話をしていたことを思い出します。

株も下がって、景気もず=======っと悪いまま。

実際の社会生活の中は
上司・同僚からの不当な虐め、苛め。
無茶な注文。
値下げ交渉。
納期。
使えない部下。
使えない上司。
使えない仕事仲間。
使えないバイト。
使えない社員。
浜田雅功の「なんでやねんねん」。

色々ストレス溜まりますよね。
一番身近なスマホの小さな画面に逃げ場所を探すのも無理はないでしょう。

そういう世界からは全く無関係の、チューニングの世界。

そしてその先に広がる異次元空間サバゲーフィールド。

カラシが銃をいじるのは、週末は調子のよいエアガンで、駆けまわってストレス解消したいから。

せめてエアガン、電動ガンで、地平線とパラレルに、水平ぐらいはギラリと見つめたいんです。

まあ、調子の悪くなってきたものは手放して、新しい銃を買うのも手段ですよ。
私もこれまで沢山銃を買いましたし、これからも色々買ってしまうと思います。

でも、この銃で初めてヒット取った!
これは初めておいらがサバゲデビューした銃だ!
何か知らんが20年以上、この銃持っているな!

知らない人にとってはどうでも良い玩具。
色々持っている人には、「どこにでもあるオーディナリーなエアガン」かもしれません。

でも、自分自身にとっては深い情緒的価値を持つ人が居る、という事だけは知っておいて欲しいです。
そしてしっかりチューンアップされた銃をフィールドに持ちこんでいる人が、同じフィールドに居る、という事も事実です。

そこをどうするか。
貴方次第です。

以前書きましたが

ここまで書いておいてですが、、、。
エアガンのカスタムなんてサバゲ全体の数パーセントにしか寄与しません。

ボルトや、シャッガンでも確実にヒット取る人たちが居ます。

本当に、チューニングなんて、ニッチのドニッチ、隙間の隙間ですからねっ!

ゲームのやり方にも選択肢は色々あります。

・おいらもいじるっ!それで最前線で戦うっ!
・若さと、テクニックでカバーじゃ!
・ボルトでトーマスベケット派
・シャッガンでタックルベリー派
・M60でランボー派
・ドラマグで移動駆逐艦コレ
・ガンガン進んでがっつりイモる人たちを連係プレーで撃破。
・イモって、ただひたすら敵が来るのを待つが、数人に回り込まれて焦って不発に終わり、至近距離から痛い弾喰らう。
・むしろ「撃たれて」楽しむ!
・むしろ「わざと至近距離まで詰めて、撃たれて痛さを」楽しむ!
・タバコ吸いたくなって「わざとヒット」する
等々
人によって、そしてその日によって、同じ人でも色々スタイルは変わるんで、一概に言えません。

ただ、道具は壊れないように使う。
壊れないように準備する。
カラシのチューニングはその延長線上にあります。

カスタムではありません。
あくまでチューニングなんです。

似て非也

壊れたら、ゲームできなくなるじゃないですか。

また、本当に仕事でショップに行く時間さえ無い人が居ます。
そういう人はショップさんに是非、色々相談してみてください。
ちょっと時間はかかりますが、メール送付・電話すると、詳しく教えてくれたりしますから。

今エアガンを持っていない人はとりあえず一丁。
買ってみましょう。
軽くて短い、MP5、G3SAS、P90、M4あたりが使いやすいですよ。ホント。

1丁をじっくり使って、サバゲー覚えて、そしてメンテもたまにしてあげてくださいね。
  


2016年01月18日

電動ガンチューニング ②ギア・シムの調整 グリス ③チャンバー

さてさて、前回のブログ、ピストン、シリンダーに続いてはギアとシムの調整について。

ギア、シムの調整についてはすでに様々なチューナーさんのブログで取り上げられているのですが、、、。
自分なりの見解です。

カラシは最近、回転数や初速をゴリゴリに上げるようなセッティングの銃は最近作って無いです。

インドアで
「フルオートみたいなセミオートが居る!」
みたいに言われたり、

「そんな銃使うの?」
なんて白い眼で見られるんですよ。

コソコソ使ってても、やっぱりバレる。(笑)

難しいですね。

まあ、エアコキのショットガンやVSRでヒットは取れるので、電動ガンは燃費と集弾性重視のファインチューンぐらいに落ち着いています。
銃が確実に動いてくれる事がすごく大事。

BB弾もなるべく0.20gを使う事をベースに組みます。
20mまでの着弾が、やっぱり早いんですよ。
サッと撃って、サッと隠れられる。

なので、そのベクトルで色々チューニングの事を書いていると思ってください。
セミでゴリゴリ行くぜ!とか
流〇でバリバリ撃つぜ!とは
ちょっとチューニングの方向性が違います。

大体の初心者の人がノーマルの電動ガン使っているのに、あまりにもかけ離れた銃を持つすぐとマークされるわけですから。
マークされるのは嫌です。(だたのブーデーのゲーハーのミリオタですけん!)

そして、ここに書いている事がすべて正しいわけではありません。
数年後、、、、「あれは間違いだったんじゃないの、カラシさん?」って言われる事もあると思います。(笑)
自分のチューニングの方向性もしばしば変わります。
趣味の世界なのでですね。

ニッチのドニッチのこのブログにたどり着いて、目を通していただいている方々に。
最終的にはご自分で、研究して、新しいものを発見してみてください。

ここでちょいとヒントを見つけてもらって、自分なりの流儀を見つけてもらえると嬉しいです。
色々エアガンチューニングの事も、考えてもらうきっかけになればと思います。

■■■①ギア選びは本当に大変!■■■


マルイ純正に始まり、様々なメーカーからギアが出ています。


ただ、ひとこと言えるのは、海外製のギアは精度が出ていないものが多いです。

*カラシも沢山失敗してます。

なので、実際の店舗に行って、見て買うのが良いでしょう。
大体のショップさんなら取り寄せしてもらえます。

最初はなかなか自分で見ても分からないと思います。
私もまだ未だに失敗したりします。
なので、この辺は経験値で、失敗を繰り返すしかないです。

ショップが近くに無い!行く時間が無い!という方も多いと思います。

通販で買う場合は3セットぐらい買って、実際にメカボックスに組んで、噛み合わせの良いものを使うと良いと思います。

でも、めんどくさい!
無理やろ!

近道があります。
ショップさんで組み付け依頼です。

エチゴヤさんや、アングスさん、等々、老舗の有名エアガンショップさんなら、しっかりしたノウハウとメニューがありますので。

色々な銃の相談なら、まずはエチゴヤさんですね。
東京マルイ製の銃本体も買うなら、業界最安値じゃないでしょうか?


マルイのハイサイクル系のチューニングならアングスさんがお勧めです!


チューニングの相談は、福岡・九州ならエチゴヤさん一択です。


いちど集弾性も含めて、ご自分の好みに、カリッカリにフルチューンしてもらうと良いと思います。
電話で問い合わせてみてください。
商売の長いショップさんほど、じつは濃いメニューをお持ちだったりします。(笑)

ショップさんのフルチューンをお手本にすると、本当に色々勉強になります。

マルイ製には無い!海外製の銃を通販で購入するなら、、、。
国内向けにチューニングをしっかりしてくれるメニューがあるところで買うと良いでしょう。

自分で部品揃えて、調整してたら1~2週間はかかるものですから。
2~3週間で納品してくれるのは非常にあり難いです!

上記のショップさんは、保障も付いているので、調整に少しでも不安のある人は安心です。

ここだけの話ですが、、、、Airsoft97さん、私好みのグリスを使ってます。
元々ATVなんかを取り扱っていた商社さんなんで、良いグリスお持ちなんでしょうねぇ。

グリスの話は最後に。

まあ、私自身、ショップさんのカスタムも沢山見てきたのですが、どのショップさんもこだわりを感じます。
そして、グレードの高い仕上がりです。
餅は餅屋です。

私みたいに1か月に何丁しかいじらない人間より、「毎日銃をいじっている」経験値は別格です。
こなした数は力です。

壊しているのはユーザーの間違った使い方や無理な使い方というのが多いです。
説明書を熟読しましょう。
銃は大事に使いましょう。

これに尽きます。

私自身今でも、自分でできない時、忙しい時や分からない時、迷宮に入り込んだ時はショップさんに依頼します。

すでに調整済みの物であれば、2回目からのチューニングが本当に楽です。

しばらくノーマルで使ってから、チューニングを依頼されることをお薦めします。
ショップフルチューンの銃は、とても良いですよ!

さてさて、ギアの話に戻ります。
結構銃いじれる、プライベートチューナー向けの濃~~~~い話になってきますので、悪しからず。

・東京マルイ製純正
・LAYLAX製
のギアはかなり精度が出ているので、そのままの組み付けで問題無いと思います。



セクターカット3枚程度なら、マルイ純正のHC用ギアが使えます。


電ハンでリポを使うなら、ベアリングか、メタル軸受けですね。



しっかりセッティングして、定期的なメンテナンスをすればかなり持ちが良いです。
いつでもショップさんで在庫があるというのも強みです。
なるべくメカボックスに負荷をかけないチューニングなら、なるべくマルイ純正のパーツを使った方が良いと思います。

ギアセッティングに迷ったら、純正ギアを使ってみてください。
驚くほど、静かになったりしますよ!(笑)
迷ったら、純正に戻す。
そこから一歩ずつ前進していくのが良いでしょう。


■■■②シム調整・軸受け■■■


シム調整もこれまた大変です。

メカボックスを閉じた状態で見ないといけないので、何度も開け閉めするわけです。

詳しくは静岡・コンバットドールさんのシム調整についての記事をご参照ください。
知識の山です。

シム調整①
シム調整②
シム調整③
シム調整④

深いでしょ?(笑)

あと、コンバットドールさんのブログにもしばしば書かれていますが、、、ギアにそれほど負荷のかからないメカボックスならばマルイの純正の樹脂軸受けで十分です。
軸受が緩衝材の役割になり、破滅的に壊れるのを防止してくれます。
そして、定期的にメンテナンスすれば、驚くほど長く使え、静かなメカボックスになります。


カラシはバレル長350㎜以上あるものは、なるべく樹脂の軸受、マルイ純正ギアでセクターカット無し、純正ピストンの15枚目(後ろから2つ目のラック)を削ってギアとのタイミングを計りチューニングを行います。

ただ、フルオートやセミオートで1ゲーム500発以上撃つのであれば、メタル軸受けがお勧めです。


樹脂シム、金属のシムは、ラジコン用が使えます。
YOKOMO
KYOSHO
TAMIYA
色々なメーカーの物がありますので、調べてみてください。

コンバットドールさんのブログで書かれているシム・軸受けの当たり面には注意ですね。
フリクションロスの低減のためには外径小さ目のシムが良いのですが、メンテ回数を増やさないとすぐ減ります。
耐久性を求めるならやはり電動ガン用。

そして、樹脂シムのサンドイッチ、スパーにすると本当に音が消えますよ。
これも、耐久性との兼ね合いなんで、コンバットドールさんのブログでも書かれているようにすべてのメカボックス・ギアには使えません。

シムのサイズですが。
ラジコン用を流用される方に

STD・次世代電動ガンは
内径Φ3㎜もしくはΦ3.1㎜のシム

電ハン用は
内径Φ2.5㎜のシム
の物が売っています。

また、セッティングによってはわざと電動ガン用の厚めのシムを挟み込んで、硬めのグリスで音を消すなんて技も。
また、時にはシムを2000番のペーパーでならしたり、、、。
色々あるとですばい!(笑)

シムもなかなかの魔物ですが、ビシッと決まると気持ちいい音になります。

色々組み換え、研究してみてください。

ギアの噛み合わせの兼ね合いもありますんで、その辺も注意しながら見てみてくださいね。

軸受、軸の穴もシム調整の前に一度完全脱脂、洗浄。
シム調整してからもう一度脱脂、洗浄。

特に上のYoutube動画のようにシャリシャリ回しちゃった後はしっかり脱脂洗浄しましょうね。

軸受の中は、パーツクリーナーを付けた細めの綿棒でクリクリっとすればOKです。


■■■③ギア・シムのグリスについて■■■

結論から言うと、電動ガンのモーターから出されるトルクや回転スピードなんて大したものではないので、、、、。
きちんと2万発程度、もしくは半年に一回バラシて、グリスを徹底洗浄、新しいグリスを塗布しておけば、そんなにギアや部品のの消耗に差がでるかというと、そうでもないです。

昔だってマルイの純正グリス・純正ギアしか無い時代に、10万発以上、XM177で、同じべべルギア・スパーギア使って撃ってましたから。
(セクターは削れるので交換していました)

要点としては

分解したら、しっかり脱脂洗浄!
徹底的に!

歯ブラシも先が広がっていない、新しいもので「かため」の物が良いです。
国産のいいものの方が、しっかり奥まで汚れを掻き出してくれます。

パーツクリーナーで、綺麗になるまで何度もしっかり洗浄ですね。
歯ブラシも上のように黒くなったら新品に交換です。

マニアックな方は高周波洗浄機なんかを使ってもいいでしょう。
ただ、ほとんどの場合はパーツクリーナーで事足ります。

車のエンジンのフラッシングと同じです。
オイル交換してあげるんですよ。

車だってオイル交換せずにずーっと走ってたら壊れますよね?
機械物は新しいオイルで潤滑がとても大事。

高いオイルをいれるより、こまめに交換をしているエンジンのほうが調子良いという事が多々あります。
ギアも一緒です。

マルイさんのべベルギアは強度がありますので、たまにSHSのギアなんかと組み合わせたりもします。

シム調整とこのオイル交換をしっかりやっておけば、グリスはマルイの純正でOKだというのが私の見解です。
ギアとシムの部分にはあの赤いラベルのグリスです。


ただ、ちょっとメカボに無理をさせたり、重いピストンなんか使うと、不安なので、他のものに手を出すのですが、、、。
ここからが、、、、ですよね。


■シム・軸受け■

樹脂軸受けには樹脂と金属に相性の良いグリス(バイク・車のブレーキピストン組み付け時に使うようなラバーグリスや自転車のチェーン用グリス、マルイ純正の赤グリス等々を銃のセッティングや素材の相性で使い分けています)

金属軸受けシンタード(焼結)系の軸受け(マルイの純正HC用軸受け等)には金属同士にの潤滑に相性の良いグリス(Zoilグリース、場合によってはマルイ純正の赤グリースに添加剤をブレンドしたもの)

ベアリング軸受け(オープンタイプ)には上記したZoilグリースを充填させたり、レスポンス重視のものには柔らか目のオイルを使ったりします。

■ギアのかみ合い部分■

ギアも新しいものであれば、しっかり馴らし運転を行って。
馴らしが終わったら、再度分解、洗浄してから、新しいグリスに塗り替えて組み付けです。

ゴリゴリ撃つ人向け
LAVENホワイトチェーンル―ブ [プロ]

サクサクセミオート多めの銃向け
ワコーズ チェーンガード



電ハン
スーパーゾイル チェーンルブもしくはマルイ純正高粘度(赤)に添加剤を混ぜたもの



■カットオフレバー部分■
セクターのカットオフレバー稼働部は大体スーパーゾイルグリースです。

■セクターチップ部分■
意外と忘れがちなのが、セクターチップと、タペットプレートの角部分の潤滑。
ここはマルイの青グリスか、ラバー系のグリースを使います。

はい、軸受けの部分と、ギアの部分、またセクターチップには違うグリスを使い分けています。
めんどくさいでしょ?(笑)

カラシは大体1個のメカボックス作り上げるのに、4~5種類のグリスを使います。
あくまで上記は自分の銃のセッティングに使っている代表的なグリスです。
撃ち方や、ギアの消費の程度でグリスはちょいちょい変えます。

ケミカル類も様々な種類があって、どんどん進化が進んで行っていますから。
新しいケミカルを見つけたら、とりあえず買って、試しています。

ホントに、、、、、グリスは魔窟です。
ご自分が良いと思うものを探して、使うと良いでしょう。

カラシは基本的にオールパーパス(どの部分に使っても良い!というグリス)は使いません。
だって
軸・軸受(回転の運動)
歯の部分(噛み合わせの運動)
でそもそも運動が違うじゃないですか。

だからそれぞれの運動にあった潤滑剤を選ぶというのが当然だと思います。
バイクだって、チェーンオイルと、ベアリング用のグリス、ワイヤーのグリス、等々それぞれ粘度も成分も違うじゃないですか。

まあ、こだわりすぎて、ラビリンスに陥りがちなのがグリス。

最終的に煮詰まってきたら、マルイの純正を試してみてください。

ギア部分には赤
ピストン、シリンダー、ピストンレール、タペットレール部分には青

かなり良かったりします。

で、そこがスタンダードであり、基準点になるので、そこからまた色々考えながらチャレンジしていくのが良いでしょう。
チューニング=何回もバラシて、最適な状態を探し出すもの。
ですから。

あと、自分でいじれるから!とジャンク銃に手をだしたりしてきましたが、、、。
手に取ってみると本当に「ジャンク!」だったりします。
消耗した部品を交換したり、軸受換えたり、バレル交換したり、チャンバー交換したり、、、色々してたら「あ、新品買えたわ」っていう値段になる事も多々、、、。

そして気が付いたら10時間も、20時間も同じ銃に費やしている、、、。

自分でどうしても無理!という人は、長い目で見ても、ショップさんが良いと思います。
2回目、3回目と同じ銃を依頼すると、ショップさんのチューナーさんもその銃に愛着が湧いてきて、色々サービスしてくれるようになりますよ。

2丁ぐらい銃があれば、1丁使っている間にじっくり銃を預けておいて、もう片方を使う。
帰ってきたら、使っていた銃を預ける。
というサイクルを作ってしまえば、ゲームに専念できますよね。

あ~~~長くなりすぎました。
ごめんなさい。

次回はチャンバー・バレル・ホップパッキンについて書いてみたいと思います。  


2016年01月15日

電動ガンチューニング ①フリクションロス ピストン&シリンダー

カラシのエアガン研究のメインテーマは

フリクションロスの低減による燃費向上

昔からずーーーーーーーーーーーっとこれ。

このためには3つの工程が生まれます。

研磨

潤滑

減圧

今回はピストン部分を中心に考えたいと思います。


■ピストンのレール部分■

磨きます。
*レールに当たる部分が樹脂のものに限る

①角やバリのある部分をリューター等で落とす。

②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)


①バリや角を落として

②研磨して、徹底洗浄(ここ重要!)


何故、徹底洗浄が重要なのかと言うと、研磨剤が残っている状態でピストンが動けば、、、、、。
ずーーーーーっと研磨しちゃう事になりますから、、、。
何度もパーツクリーナーを吹きかけては、キムワイプや着古した綿のTシャツ等で、汚れがつかなくなるまで、隅の隅まできれいにです。

これ、結構面倒くさいでしょ?(笑)

たまにですよ、
鏡面処理しちゃったら、貼りつき現象でフリクションが増えるんやないですか⁉

みたいな人が居ますが、、、。

この番号札取って、お並びください。


ピストン樹脂の表面は均一ではないですよねっ?


なので、磨くんです。

レール部分のグリスは、マルイの青のシリコングリスがなんだかんだで良いです。


ついでにタペットのレールもやると、タペットがスムースに動いてくれます。
燃費向上&タペットの押し戻りが良くなることにより集弾性の向上も期待できるかも!?



■ピストンヘッド■

穴を開けます。


うーんと、これはセッティング次第で色々毛色が変わるので、大きさは色々試してみてください。
・広げると、ピストンの後退スピードは速くなるが、Oリングの消耗が早くなる
・狭くすると、ピストンの後退スピードは遅めになるが、Oリングの消耗は比較的少なくなる。

あとはグリスの潤滑状況やOリングの材質で何ともです、、、。
カラシも色々使って来ましたが、Oリングはマルイ純正か、KM企画のものがピカイチですね。
まずは普通に1.5㎜穴×4個がベースでしょうね。

タミヤのピンバイスが使いやすくていいですよ。

なぜ、アナなのか?




という事です。(笑)

負圧加圧でOリングが長く使え、気密がUPします。
(図修正しました。通りすがりさん、ご指摘有難うございます。)

空気抵抗も減るので、ピストン後退がスムースになり、チャンバーからのごみの流入も減ります。
結果、燃費とレスポンスがUPします。

ピストン自体の重量にもよりますが、まずはマルイのノーマルピストンで試してみてください。
レスポンスUPが実感できますよ!


■シリンダー■
特に書くことは多くは無いですが、ゴミとかあったらきれいに、本当に悪魔のように繊細にクリーンアップします。

あと、ポート穴にでっぱりとか、バリがあったら1000番ぐらいのペーパーできれいにならして、研磨しておきましょう。



真鍮製の場合(金色のタイプ)も含め、大きな傷が入って居たり、酸化して色が変わって居たら、新品に交換です。

実際にピストンを入れてみて、青グリスを塗って、気密を確認。
抜けがあるようなら、Oリングとシリンダーどちらか、またはいずれか交換ですね。

あと、チャンバー形状が複雑だったりで、給弾不良する銃なら穴はなるべくあけない方が良いです。
これは上記した負圧でBB弾がチャンバーに入るのを助けてくれる場合もたま~~~~~~にある、という事を付け加えさせてください。
マルイの製品なら、開けて全然問題ないでしょう。
ただ、給弾不良はチャンバーもしくはマガジンの不良に起因するものがほとんどです。


■シリンダーヘッド■
これは以前すでに紹介してますね。
ノズルは自作より、社外品を買うのが精度も出ていて良いでしょう。
↙画像クリックで過去記事へ!


で、気を付けないといけないのが、、、、。

マルイ純正のゴム、使っていると、加水分解でベトベトしてきます。
なので、こういう風にミゾを掘ったりするのですが、、、。

特に”金属表面改善剤”等が入ったグリスを使っていると、シリンダーヘッドのゴムのベトベトが強くなってきます。
塩素系やモリブデン系等々色々ありますし、ゴムやプラスチックを侵さない!とうたい文句は素晴らしいですが、、、、。

1年ぐらい使っていると、あれれ!?ピストンがシリンダーヘッドに貼りつくよ!
という事が多々あります。

バイク用や、車用、自転車用に売られている高いグリスを使うより、マルイの青グリスが一番良いと思います。
組み込みの際、ピストンヘッド部分にグリースが付かない程度にシリンダーグリスの量を調節しましょう。

シリンダーヘッド組み込みの際は、グリースを薄く、シリンダーに塗ってから組み込めばOKです。
ゴムがヘタれて居たらシールテープ巻いても良いでしょう。


■Ver.2の割れ防止加工■

はい、定番ですね。

以上の作業で初速が少し上がる場合があります。
なので、余裕を持った安全セッティングで!
初速オーバー=即銃刀法違反ですから。

まずはメカボックスがどういう風に動いているのか、それぞれの部品がどのような役割をしているのか、理解するのが大事なんですが、、、。

今はYoutubeでこういう動画が色々見れますから。




色々研究してみてください。

さあ、みなさんも銃、いじりましょう!

*次回はギア関係の予定