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Posted by ミリタリーブログ at

2017年04月25日

セクターカット問題

セクターギア

今日はちょっとマニアックに行きますよ。

前から削るか、後ろから削るか、、、。

色々な意見があります。

で、今回は

「カットオフの位置」

「ギアの位置」
以上2点を考慮に入れて、セクターカットについてお話をしたいと思います。


今回は
SHS製13:1ギア(セクターカット3枚で販売されているもの)

東京マルイHCシリーズ用ギアをメインに話をします。


(黒い方がSHS シルバーが東京マルイ純正です。)

図のように、ギアは回転して、ピストンを押し下げます。
(図の矢印は回転方向)

裏側を見てみると、カットオフレバーを押し下げる突起があり、それぞれ角度が微妙に違います。

図の矢印は回転方向、赤線はカットオフの頭頂部延長戦上をおおまかに示しています。

この角度の違いはカットオフのタイミングに関係します。

ピストンのラックギアに最初にかかる歯の方向に、カットオフのカムが向いているほど、カットオフのタイミングが早くなります。

どういう事?

こういう事です。

カットオフが遅いと
セミでトリガーを引いて(スイッチONになって)から、ラックにかかる歯の部分が多く回転します。
逆にカットオフが早いと
セミでトリガーを引いて(スイッチONになって)から、ラックにかかる歯の部分は早めに停止します。

銃のセッティング次第で、このタイミングも変わってくるので、一概には言えませんが、、、。

という事でセクターカット方法の参考としては

マルイ型(カットオフタイミング早め)と同じようにセクターカットしたい場合

ピストンラックに最初にかかる歯を2枚、最後にかかる歯を一枚

SHS型(カットオフタイミング遅め)と同じようにセクターカットしたい場合

ピストンラックに最初にかかる歯を1枚、最後にかかる歯を2枚

こんな感じですね。
***銃のセッティングや使用している部品にもよります‼***

また気を付けないといけないのは
①マルイ型(カットオフタイミング早め)でセクターカットした場合、ピストンの前進時と、タペットの開放までの時間がある程度ある。
②SHS型(カットオフタイミング遅め)でセクターカットした場合、ピストンの前進時と、タペットの開放までの時間がすくなくなる。
  →②の場合は給弾不良等が起きる可能性もあります。ディレイヤー(セクターチップ等)で対応する等が必要です。
という事もすこし頭に入れておくと、セッティングしやすくなると思います。

また、これまで書くと、②が悪いように見えますが、じつはセミオートで発射した時のキレというか、それについては②の方が断然上です。
18:1のギアでも、②の設定にすれば、かなりキレの良いセミオート発射が可能です。

またセクターギアが2分割できる(Phenixのハイプロテクションギア等)個体で、セクター位置を変えてみて、好みの場所でカットオフなんて技もあります。
(機械的なプリコックも可能です。)

ただ、引いた状態で止まってしまうという事は
スプリングがある程度縮んでしまう。
ギアに負荷がかかる
等々の壁もありますので、この辺の兼ね合いでセッティングしていけばよいと思います。
(保管前にフルオートでピストン上死点にしてしまうという技もあります。機種にもよりますが、大体の電動ガンはノズルの動きに注視すれば、できますよ。)

そんなんわけわからんで出来るかい!
という人も居るでしょう。
そういう人は「プリコック機能付き」のMOSFET買えば、電子的に制御してくれるので、かなりいい感じでできますよ。
最新のMOSFETは、きちんと電圧の変化をくみ取って、自動的に適切なプリコック位置にしてくれる、なんて高級機種もあります。
ま、プリコックするなら、それなりのメカボックス、それなりのギア等の部品が必要になってくるのは当然ですので、ご注意を。

ま、最終的にはトータルの性能ですので、セクターギアだけでは何ともなんです。
が、この部分に注視して、電動ガンをいじってみるのも楽しいと思います。

皆さんのエアガンいじりの参考に少しでもなればな、と思います。はい。

そんなこんなで。