2017年08月09日
カスタム KRYTAC ALPHA SDP
KRYTACを後学のためにいじらせてもらいました。
買ったばっかりの新品バリバリです。
ALPHA SDPというモデルですね。
非常に面白い形で、なかなかハンサムです。
ストックは取り外されています。
こういう形は国内メーカーには無いですね。
とりあえず、箱出しで撃ってみました。
FUJIKURA Lipo 7.4V 1200mAh(セパレート) 使用
初速は短いバレルに対してはなかなか。
インナーバレルが135mmしかないので、、、。
しかし、、、弾道が、、、、バラバラ、、、。
ネットとかだと他の機種等で「KRYTACは弾道が凄い!」のように書かれていたので、超期待していたのですが、この個体だけはハズレかも、、。
キャン!キャン!とピニオンの音がちょっと耳障りですね。
あと、動きがものすごくモッサリです。う~~ん。
アメリカの実銃メーカーの子会社が作ったと言っても、中身はほとんどがチャイナですからね。
何にせよ
「海外製は調整が必須」
です。
分解方法はAIRSOFT97さんのミリブロを参考にさせてもらいました。
有り難い事です。
分解してて
まず思ったのは、、、、。
「すべてのねじ、ピン、様々なものが親の仇を取るぐらいの固さで締められている!」
という事。
分解は気を使って、相当苦労しました、、、。
さ、分解方法は上記AIRSOFT97さんを見てもらって、私個人的に「おー」と思ったところとか、調整したところを書いて行きます。
アンビタイプのセレクターです。
このカム(ギア)のマーキング位置を両方上にすると、位置がぴったり合います。
FET標準装着ですね。
ただ、ちょっと型が古いですね、、、。
ただ、スイッチを保護するには有効ですので、使えるものはこのまま使います。
(まずはノーマルに近い形かファインチューンぐらいで使ってみる、というのがカラシ流です。)
シリンダーは問答無用で研磨。
ピストン・タペットレール部分も問答無用で研磨。
研磨後(左)研磨前(右)
その後、ギア、メカボックスをすべて分解して、徹底洗浄してからグリスUPです。
とりあえず、これで撃ってみましたが、、、。
なんかモッサい。
初速も回転数も変わらず。
ピニオンも相変わらずキャンキャン言っております。
う~~む。
ピストン・ピストンヘッドのOリング、あと
モーターとピニオンギア交換しよう。
とりあえず、バレル研磨に移ります。
磨く前はこんなでした。
磨くと
いい感じです。
窓の部分、バレル内、両方とも
ピカールで研磨後、カルナバワックス入りステンレス・メッキクリーナーでしっかり仕上げています。
バレル銃口側にブレ止めのアルミテープを巻いています。
ホップパッキンはそんなに悪くなかったので、そのまま純正のオレンジ色の奴で組んでみました。
さてさて、イマイチ調子の上がらないメカボックス。
ピストンのレールの当たりとピストンヘッドのOリングがイマイチよくないので、交換。
KRYTACには、このACE1Armsのピストンが相性が良いようです。
Oリングは、某ショップさんの試作品を使ってみます。
これ、後日発売予定だそう。楽しみです。
ピストンヘッドは純正を流用。
初速を少しUPさせたいので、内径の広い5㎜の長さのスペーサーを入れました。
メカボはこんな感じで。
KRYTAC純正のモーターと、モーターピニオンギアがイマイチなので、マルイ製に交換です。
EG1000モーターです。
ピニオンギアはSHSで。
完成!
試射!
FUJIKURA 7.4V 1200mAh セパレートバッテリー使用
いい感じに仕上がりましたよ。
今回はセクターカット無しです。
バレルが短いので、パンチのある感じの弾道にしたかったので。
インナーバレルが135mmと驚異的な短さ(ハンドガン並み)なので、経験上初速は0.20gで89~90ぐらいが良い弾道を描きます。
これ以上初速を出すことも可能ですが、モーター等への負荷が大きく、燃費が大幅にダウンするので、今回はまあ、この程度で。
サイト調整して、バリバリっと撃ってみましたが、なかなか楽しい。
ピニオンの音も消えて、バス!バス!っとセクターカット無しのフルストローク電動ガンらしいフィーリングになりました。
まずはこんな感じで楽しんで、物足りなさが出てきたら、またいじってみると楽しいと思います。
部品等は新品なので、アタリが出るまではこんな感じで良いと思いますよ。
銃はカスタムしたら終わりじゃなくて、カスタムしてからがスタート。
段々色を付けていって、熟成させるのが楽しいものだとカラシは思います。
長く付き合うという意味合いでは、カスタム・チューニングしがいのある、一丁だと思います。