2015年09月08日
電動ガン シリンダーヘッド&ノズルの加工
今日は小ネタです。
電動ガンのシリンダーヘッド、カラシはほとんどマルイ純正のものを使っています。
11.1V以上バッテリーを使ってのゴリゴリの流速にする場合はちょっと不安ですが、、、、。
それ以外でしたら耐久性が高く、精度が非常に高い、トータルバランスに優れたシリンダーヘッドはやはりマルイ製だと思います。
念のため、新品の予備は常に2個ぐらい持っているので、いつでも壊れてもOK!という状況です。
さて、以前のブログに
「シリンダーヘッドの空気が出るところにザグリを入れる」と書いてました。
■ノーマルの状態
■ザグリを入れた状態
要はこういう感じで
無加工(左)に比べて加工(右)による整流効果をねらった加工になります。
(→は空気が流れるイメージです)
最近はしっかり実測していませんが、昔測っていた記憶では1m/sぐらい初速がUPしていたと思います。
という事で、、昔からカラシはこの加工を良くやっているわけです。
写真 左側加工無し 右側加工あり
アルミのシリンダーヘッドを使うと、「パキィィィ!」とピストンヘッドがシリンダーヘッドをたたく音がうるさいですね。
その分、メカボにも負担になっていると思います。
個人的に、純正の樹脂のシリンダーヘッドの方が好きですね。
流速の場合はシリンダーヘッドのノズルを絞りますし、ノーマルの銃でもセッティング次第で、アルミのシリンダーヘッドでも打撃音は少ない場合もありますので、あしからず。
もう一つ、小ネタ
ノズルの絞り加工です。
こいつも整流効果を狙ったチューニングになります。
ホムセンで売ってる外径5㎜のアルミパイプです。内径は3.5㎜ぐらいのものをチョイスしましょう。
テーパー加工します。
深さはお好みで。
さっきテーパー加工した端っこから、3㎜の長さでカットです。
(3㎜以上にすると、シリンダーヘッドのノズルにぶつかって壊れることがあります。)
リューターで整形して、ピカールと綿棒でピッカピカに磨きます。
内径は3.8㎜を目指しましょう。
ノズル側もリューターで広げます。
先ほどテーパーを付けた方がシリンダーヘッド側になるように狩り組み。
穴のセンターを決めます。
センターを決めたら、その位置でエポキシの2液性の接着剤で、固定。
最後にBB弾がきちんとノーマルと同じ場所にセットされているか確認しましょう。
(これが一番大事です。)
もし、ノズルが長目なら、銃口側を広げてBB弾がシリンダー側に来るように調整しましょう。
大体内径3.8㎜ぐらいが総じていい結果の様な気がします。
昔ながらの純正部品を使った加工ですが、、、。
今は社外品で良いノズルが沢山あります。
Φノズル
でんでんむし
パカ山
こんな昔ながらの作業やる奴なんて、色々パーツ買って、飽きて、自分で作ってみよう!っていう稀有な存在だと思います。
ただ、やっぱり試したくなる、作りたくなるのが私の心情です。
銃のセッティングに応じて、ノズルも色々ためしてみてください。
最終的にはノーマルが凄い良かったりするんですが、、、。
おいら、もうやめられないぜ!
電動ガンのシリンダーヘッド、カラシはほとんどマルイ純正のものを使っています。
11.1V以上バッテリーを使ってのゴリゴリの流速にする場合はちょっと不安ですが、、、、。
それ以外でしたら耐久性が高く、精度が非常に高い、トータルバランスに優れたシリンダーヘッドはやはりマルイ製だと思います。
念のため、新品の予備は常に2個ぐらい持っているので、いつでも壊れてもOK!という状況です。
さて、以前のブログに
「シリンダーヘッドの空気が出るところにザグリを入れる」と書いてました。
■ノーマルの状態
■ザグリを入れた状態
要はこういう感じで
無加工(左)に比べて加工(右)による整流効果をねらった加工になります。
(→は空気が流れるイメージです)
最近はしっかり実測していませんが、昔測っていた記憶では1m/sぐらい初速がUPしていたと思います。
という事で、、昔からカラシはこの加工を良くやっているわけです。
写真 左側加工無し 右側加工あり
アルミのシリンダーヘッドを使うと、「パキィィィ!」とピストンヘッドがシリンダーヘッドをたたく音がうるさいですね。
その分、メカボにも負担になっていると思います。
個人的に、純正の樹脂のシリンダーヘッドの方が好きですね。
流速の場合はシリンダーヘッドのノズルを絞りますし、ノーマルの銃でもセッティング次第で、アルミのシリンダーヘッドでも打撃音は少ない場合もありますので、あしからず。
もう一つ、小ネタ
ノズルの絞り加工です。
こいつも整流効果を狙ったチューニングになります。
ホムセンで売ってる外径5㎜のアルミパイプです。内径は3.5㎜ぐらいのものをチョイスしましょう。
テーパー加工します。
深さはお好みで。
さっきテーパー加工した端っこから、3㎜の長さでカットです。
(3㎜以上にすると、シリンダーヘッドのノズルにぶつかって壊れることがあります。)
リューターで整形して、ピカールと綿棒でピッカピカに磨きます。
内径は3.8㎜を目指しましょう。
ノズル側もリューターで広げます。
先ほどテーパーを付けた方がシリンダーヘッド側になるように狩り組み。
穴のセンターを決めます。
センターを決めたら、その位置でエポキシの2液性の接着剤で、固定。
最後にBB弾がきちんとノーマルと同じ場所にセットされているか確認しましょう。
(これが一番大事です。)
もし、ノズルが長目なら、銃口側を広げてBB弾がシリンダー側に来るように調整しましょう。
大体内径3.8㎜ぐらいが総じていい結果の様な気がします。
昔ながらの純正部品を使った加工ですが、、、。
今は社外品で良いノズルが沢山あります。
Φノズル
でんでんむし
パカ山
こんな昔ながらの作業やる奴なんて、色々パーツ買って、飽きて、自分で作ってみよう!っていう稀有な存在だと思います。
ただ、やっぱり試したくなる、作りたくなるのが私の心情です。
銃のセッティングに応じて、ノズルも色々ためしてみてください。
最終的にはノーマルが凄い良かったりするんですが、、、。
おいら、もうやめられないぜ!
この記事へのコメント
前回の質問の答えが画像つきで書かれていてとてもわかりやすかったです。
今度やってみます。
今度やってみます。
Posted by takkun at 2015年09月08日 17:59
takkunさん>本当に小さいチューニングですが、小さいものの積み重ねでトータルの性能です。
まだまだ色々やるところもありますが、機種別にポイントがあるので、すべてを網羅するのはこのブログでは厳しいですし、さらに良いものが見つかった場合は方法はそちらに移行していきます。
色々と研究と実績を重ねていくわけですが、上のザグリは良い結果が出続けているので、私はやってます。
刃が新しいカッターとかでもザグリつくるのはOKですよ。
まだまだ色々やるところもありますが、機種別にポイントがあるので、すべてを網羅するのはこのブログでは厳しいですし、さらに良いものが見つかった場合は方法はそちらに移行していきます。
色々と研究と実績を重ねていくわけですが、上のザグリは良い結果が出続けているので、私はやってます。
刃が新しいカッターとかでもザグリつくるのはOKですよ。
Posted by カラシタカナ at 2015年09月08日 19:15
βスペツナズのカスタムの記事を読みました!セミオート中心のやつです!AK47にも可能ですか?
VFCアルミピストンヘッドが調べてもわかりません、、何か他のものでも代用できますか?詳細を教えて頂きたいのですが、、
セクターギアのどの歯を削るかもお願いします。
質問多くてすいません、、素人ですいません、、orz
VFCアルミピストンヘッドが調べてもわかりません、、何か他のものでも代用できますか?詳細を教えて頂きたいのですが、、
セクターギアのどの歯を削るかもお願いします。
質問多くてすいません、、素人ですいません、、orz
Posted by AK好き at 2015年09月09日 15:30
AK好きさん>お持ちなのはマルイのAK47でしょうか?CYMAのAK47でしょうか?それともほかのメーカーでしょうか?
VFCのアルミピストンヘッドはGoogle検索すれば出てきます。
「ボアアップピストンヘッド」 という名称で販売されています。
Super ShooterのアルミピストンヘッドやSHSのものでもOKです。
ただ、メーカーによっても材質、径が微妙に変わってきます。
同じメーカーでもシリンダーの個体差があるので、調整が必要です。
何種類か買って、試してみて、調子のいいものを選ぶと良いと思います。
セクターギアは諸説ありますが、、、。
私の場合は、通常3枚カットする場合は
ピストンのラックに最初に引っかかる方を2枚
最後まで引っかかっている歯を1枚
削ります。
ただ、セクターカットですが、すべての銃で有効ではありません。
マルイやCYMAのAK47はバレルが450㎜以上あるので、セクターカットしない方が良いです。
セクターカットを試されたいなら、バレル長300㎜以下の銃が必要になります。
ロングバレルの銃にセクターカットは、バランスを崩してしまいますよ?
ちょっと細かい話ですが、
500㎜ぐらいのバレルですと、シリンダーの容量は、バレルの容量の1.5倍ぐらいが必要とされています。
なので、
3mm×3mm×3.14×バレルの長さ×1.5>シリンダー容量(シリンダーの直径を測って、半径×半径×3.14×シリンダーの加速穴からシリンダーヘッドのピストンが運動する先端まで。
で計算します。
細かい部分は個体差があるので、最終組み付けでの調整になります。
マルイのAK47スタンダード電動ガンであれば、セクターカットをする必要もありませんし、純正ピストンで十分だと思います。
ベアリングスプリングガイドを入れて、気密をきっちり取れば90m/s以上は出ます。
その辺はGoogleで沢山資料が出てくるので、探してみてください。
個別に1からカスタムの記事はブログの性格上難しいので、できれば少しずつ、ご自分のできる範囲から始められるといいと思います。
そして、ここで書いている内容を参考にされても同じ結果になるとは限りません。
まずは何事もご自分でやってみないと何も起こらないのがエアガンのカスタムです。
素人さんであれば、まずは自分の銃がどういう状態なのか、きちんと把握されて、ノーマルの状態ならば、完調を目指すところからスタートされるのがいいと思います。
①メカボ・ギア・シリンダー等の洗浄+グリスアップ
・ギアは歯ブラシを使ってパーツクリーナーできれいに脱脂洗浄
・メカボックス&シリンダーは使い古したTシャツ+パーツクリーナーで脱脂洗浄
・きちんとグリスを筆を使って塗る。
*分解した時にどこにどれだけグリスが付いているか、カメラで写真撮影して、参考にされるといいと思います。
②モーターのメンテナンス
・”カラシタカナ モーター メンテナンス”で検索すれば昔の私のブログが出てきます。
③気密UP
・この辺も機種によって違いますので、ネット検索してみてください。
等から始められると良いと思います。
このブログでも繰り返し書いていますが、下手に社外品に手を出すと「バランス」か崩れます。
カスタムしたつもりが、壊れやすくなったり、壊れたり。
性能を著しく下げることもあるので注意が必要です。
一気にカスタムを進めるより、自分の銃が完全にメンテナンスされた状態がどのようなものなのか、を一度把握されてから、どのような部品が必要なのか把握していくといいと思います。
最初は道具を買ったり、時間も手間もかかるものです。
でも、自分でいじる楽しみは最高です。
ショップさんが¥5,000円+パーツ代ぐらいでいじってくれるのは”安い”と感じると思いますよ。(笑)
VFCのアルミピストンヘッドはGoogle検索すれば出てきます。
「ボアアップピストンヘッド」 という名称で販売されています。
Super ShooterのアルミピストンヘッドやSHSのものでもOKです。
ただ、メーカーによっても材質、径が微妙に変わってきます。
同じメーカーでもシリンダーの個体差があるので、調整が必要です。
何種類か買って、試してみて、調子のいいものを選ぶと良いと思います。
セクターギアは諸説ありますが、、、。
私の場合は、通常3枚カットする場合は
ピストンのラックに最初に引っかかる方を2枚
最後まで引っかかっている歯を1枚
削ります。
ただ、セクターカットですが、すべての銃で有効ではありません。
マルイやCYMAのAK47はバレルが450㎜以上あるので、セクターカットしない方が良いです。
セクターカットを試されたいなら、バレル長300㎜以下の銃が必要になります。
ロングバレルの銃にセクターカットは、バランスを崩してしまいますよ?
ちょっと細かい話ですが、
500㎜ぐらいのバレルですと、シリンダーの容量は、バレルの容量の1.5倍ぐらいが必要とされています。
なので、
3mm×3mm×3.14×バレルの長さ×1.5>シリンダー容量(シリンダーの直径を測って、半径×半径×3.14×シリンダーの加速穴からシリンダーヘッドのピストンが運動する先端まで。
で計算します。
細かい部分は個体差があるので、最終組み付けでの調整になります。
マルイのAK47スタンダード電動ガンであれば、セクターカットをする必要もありませんし、純正ピストンで十分だと思います。
ベアリングスプリングガイドを入れて、気密をきっちり取れば90m/s以上は出ます。
その辺はGoogleで沢山資料が出てくるので、探してみてください。
個別に1からカスタムの記事はブログの性格上難しいので、できれば少しずつ、ご自分のできる範囲から始められるといいと思います。
そして、ここで書いている内容を参考にされても同じ結果になるとは限りません。
まずは何事もご自分でやってみないと何も起こらないのがエアガンのカスタムです。
素人さんであれば、まずは自分の銃がどういう状態なのか、きちんと把握されて、ノーマルの状態ならば、完調を目指すところからスタートされるのがいいと思います。
①メカボ・ギア・シリンダー等の洗浄+グリスアップ
・ギアは歯ブラシを使ってパーツクリーナーできれいに脱脂洗浄
・メカボックス&シリンダーは使い古したTシャツ+パーツクリーナーで脱脂洗浄
・きちんとグリスを筆を使って塗る。
*分解した時にどこにどれだけグリスが付いているか、カメラで写真撮影して、参考にされるといいと思います。
②モーターのメンテナンス
・”カラシタカナ モーター メンテナンス”で検索すれば昔の私のブログが出てきます。
③気密UP
・この辺も機種によって違いますので、ネット検索してみてください。
等から始められると良いと思います。
このブログでも繰り返し書いていますが、下手に社外品に手を出すと「バランス」か崩れます。
カスタムしたつもりが、壊れやすくなったり、壊れたり。
性能を著しく下げることもあるので注意が必要です。
一気にカスタムを進めるより、自分の銃が完全にメンテナンスされた状態がどのようなものなのか、を一度把握されてから、どのような部品が必要なのか把握していくといいと思います。
最初は道具を買ったり、時間も手間もかかるものです。
でも、自分でいじる楽しみは最高です。
ショップさんが¥5,000円+パーツ代ぐらいでいじってくれるのは”安い”と感じると思いますよ。(笑)
Posted by カラシタカナ at 2015年09月09日 17:05
お返事ありございます!
やはり個体差ありますよねーorz
また色々聞いてもいいですか?
やはり個体差ありますよねーorz
また色々聞いてもいいですか?
Posted by AK好き at 2015年09月09日 17:43
AK好きさん>質問の件:上記私が記載したほとんどの情報はWEBで検索すれば出てきます。
また、「AK好きさんは素人レベル」とコメントされていました。
質問されたいのであれば、銃の基本的な分解・整備に関する色々な情報は、ネット掲示板やそういう質問の場所で聞けます。
私個人の出す見解が【すべて絶対に正しいわけ】ではありません。
色々な人の意見を聞くべきです。
そして自分の中で総合的に判断してください。
ここにコメント頂けるのは大変ありがたいのですが、私はAK好きさんがどういう人なのか、どのくらい銃を実際いじれるのかを知りません。
また、私はAK好きさんがどこのメーカーの何のAKを持っているのか、どういうゲームをするのかも分かりません。
私はプロとしてチューニングしているわけではないのです。
一緒にサバゲーをしているからわかる、その人のクセとか考えながらチューニングをしています。
公のこのブログの場での質問にはある程度しか答えられません。
最終的には
「是非プロに聞いて、自分で確かめてください」
としか言えません。
ネットで見つからない情報は、
銃を買ったお店にチューナーがいればその人に
居なければ【プロとしてやっているチューニングショップ】さんに質問してください。
メール・電話をすれば色々教えてくれますよ。
私なんかより、何十倍も銃をいじっているわけですから。
また、「AK好きさんは素人レベル」とコメントされていました。
質問されたいのであれば、銃の基本的な分解・整備に関する色々な情報は、ネット掲示板やそういう質問の場所で聞けます。
私個人の出す見解が【すべて絶対に正しいわけ】ではありません。
色々な人の意見を聞くべきです。
そして自分の中で総合的に判断してください。
ここにコメント頂けるのは大変ありがたいのですが、私はAK好きさんがどういう人なのか、どのくらい銃を実際いじれるのかを知りません。
また、私はAK好きさんがどこのメーカーの何のAKを持っているのか、どういうゲームをするのかも分かりません。
私はプロとしてチューニングしているわけではないのです。
一緒にサバゲーをしているからわかる、その人のクセとか考えながらチューニングをしています。
公のこのブログの場での質問にはある程度しか答えられません。
最終的には
「是非プロに聞いて、自分で確かめてください」
としか言えません。
ネットで見つからない情報は、
銃を買ったお店にチューナーがいればその人に
居なければ【プロとしてやっているチューニングショップ】さんに質問してください。
メール・電話をすれば色々教えてくれますよ。
私なんかより、何十倍も銃をいじっているわけですから。
Posted by カラシタカナ at 2015年09月09日 20:28
コメントはミリタリーブログ会員のみの受けつけに変更になりました。