2016年07月26日

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

以前Ver.2のトリガーフィーリング改良した時に、


「今度Ver.3やりますけん!」

と書いておきながら、、、、しばらく重い腰が上がらず、、、、。

と言うのも、このVer.3スイッチのトリガーフィーリング改良はそもそも20数年前に

「スイッチが焼ける」対策の苦肉の策で、思いついたチューニングで。

当時、先輩から、「トリガーの引きしろが短くて、なんかステッカー剥がす時にカリカリ指でしているみたいだね!」

「カリカリトリガーだね!」





「カリカリトリガー」


という何とも可愛らしいネーミングを付けられた事に由来して、


なにか現代風にアレンジできないか、、、色々試行錯誤していました、、、。


ぱみゅぱみゅトリガーとか

モリモリトリガーとか

チョイチョイトリガーとか


でも、やっぱり

「カリカリトリガーじゃないとな!」


という事で、Ver.3のトリガーの引きしろの多さにガッカリしている皆さんへ。

20数年前の記憶を頼りに作りました。

「カリカリトリガー」


今回の生贄。
カラシのAKM CYMA製。

数年前、バンちゃんがLCT買って

「もうCYMAのAKMなんてイランやろ?ホメイニやろ?」

と聞いて無理やり引き取ってきた略奪愛。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
ついでに普通のメンテも、、、。
バレルが結構きちゃない事になってました。


Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
スイッチをいじります。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
今回は1.3㎜のタミヤのプラ版を使います。
接着面は軽くやすり掛けして、足付けしたあと、パーツクリーナーで脱脂洗浄。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
ここの部分と

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
ここの部分にプラハン貼り付け。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
プラハン貼り付けはこんな感じで。2か所にしっかり貼り付けます。
耐衝撃のアロンアルファではがれたことはありません。
しつこいですが、足付けのやすり掛けと、脱脂洗浄は必須です。

次に、スイッチのトローリー(可動部分)が前進するので、カットオフの突起も前進する分、カットします。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
カット量はメカボックスに組んで、カットオフレバーとの相性を見ながらですが、大体プラハンの厚み1.3㎜ぐらいで良いでしょう。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
これをやってないと、カットオフしてくれなかったり、作動不良になりますので、、。


一度仮組して、カットオフレバーとのクリアランス等を調整しましょう。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
スイッチの可動部分が一番後退している状態で、カットオフが自由に動き、前進してスイッチが入る部分できちんとカットオフレバーでカットオフできるか、確認します。

うまくいかない場合は、再度スイッチの可動部、カットオフレバーがあたる部分を成形するか
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

カットオフレバーにスイッチの突起が当たる部分を磨いたり、成型すると良いでしょう。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

あとはもう一か所。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

スイッチのハウジングの部分に前進しすぎるのを防止するプラハンをここに貼り付けます。
これは必要無い人は必要無いかもです。もしスイッチの動きが悪い場合は参考にしてください。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

プラハンの貼り付け部は以上3か所です。

可動部はしっかりグリスUPしておきます。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
最後に、トリガーの引きしろを減らすためにこの部分にM2でタップを切って、M2の小ねじをスクリューオンします。
これでトリガーの引きしろ(バックラッシュ)を調整できます。

メカボ組み立てて、、、。
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)


作動確認
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)


作業前のトリガー、スイッチが入る場所
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
作業後のトリガー、スイッチが入る場所
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
微妙に前進しているのが、、、分かります?

作業前
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
作業後
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

作業前
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
作業後
Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)

写真だといまいち、、、なんですが、実際トリガーを引いてみると違いは歴然。
1㎜のトリガーストロークで、こんなにも!っていう感じですよ。


今回の作業、FETなんか取り付けていると、非常に分かりやすいです。
もちろん、スイッチの焼けによる不具合の改良にも使えますしね。

もう少しセッティングを煮詰めれば、もっと短いトリガーストロークが可能ですが、今回はこんなもんで。

Ver.3のメカボックスは総じて、トリガーストロークが長いのですが、この「カリカリトリガー」のチューニングでお悩みの解決の一つの案になれば、、、と思います。

Ver.3 スイッチトリガーフィーリング改良(カリカリトリガー)
カラシはゲームでセミで600連撃ち切ったりとかしてしまうので、これで大幅に戦闘力UPだっ!と思ってます。(笑)

Ver.3用にもFCUとか出ていますが、今の所カラシはこの方法がベストかなと思ってます。
フニャフニャのトリガーの感じがどうしても好きになれないし、、、、AKだとリアルさに欠けますもんね、、、。

そんなこんなで、、、。
カリカリトリガーでしたっ!




同じカテゴリー(研究開発)の記事画像
電動ハンドガンの私なりの最適解
PERUN V3 クリッカー
PERUN V2 HYBRID PRO & CLICKER V2
PERUN V2 Hybrid Pro
フリクション
深く濃い、DCモーターの世界
同じカテゴリー(研究開発)の記事
 電動ハンドガンの私なりの最適解 (2024-10-31 18:53)
 PERUN V3 クリッカー (2024-10-09 22:32)
 PERUN V2 HYBRID PRO & CLICKER V2 (2024-09-10 18:54)
 PERUN V2 Hybrid Pro (2024-08-11 18:05)
 フリクション (2024-06-20 09:37)
 深く濃い、DCモーターの世界 (2024-01-15 17:16)

コメントはミリタリーブログ会員のみの受けつけに変更になりました。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。